9月定例市議会における日本共産党和歌山市議団の反対討論を、大艸主馬市議が行いました。

07.9月議会  反対討論

2007年10月1日
日本共産党和歌山市会議員団
大艸主馬市議

議案第1,7,9,11,12,14,19,28号に反対する立場から討論を行います。

議案第1号の一般会計補正予算案について
今回北インターチェンジ建設事業負担金6800万余が含まれています。この事業は、市長の重点課題の一つとして、突然提案されたもので、30億円の事業 費中、11億が市負担となるものです。現在の財政事情をみる時、今後の市の財政計画における位置付けもされておらず急ぐべきものではないと思われ、賛成で きません。

債務負担行為補正中、学校給食第二共同調理場の民間委託については、財政難を理由に教育まで削減の対象にするべきではないと考えます。給食は単な る食の提供ではなく、教育の一環であり、公的責任が最も問われる部門です。経費削減が目的ということですが、その経費が具体的に他の教育予算に振り向けら れているということも明らかにされませんでした。
栄養士の派遣や研修などを行うため問題はない、とのことですが、それはむしろ当然のことであって、公的責任を全うするための努力がどこまで尽くされたのかも残念ながら分かりません。市民的論議が尽くされたとは言い難いことから賛成できません。

議案第7号については修正動議を提出しており反対します。
議案第9号、市税条例の一部改正案は都市計画税の50%引き上げ、及び議案第14号は下水道使用料金の平均39%値上げをそれぞれしようとするもので す。市民生活は今「定率減税の廃止」など相次ぐ負担増のなかで更なる大幅な引き上げ、値上げとなり市民生活を直撃するもので財政難を理由にしても到底認め られません。

議案第11号及び12号について
これは「けやき」「城北」それぞれの地下駐車場の料金改定と指定管理者の制定で、料金改定はあるものの利用者増による収入確保については極めて厳しいものという点を指摘しておきます。指定管理者制度の導入については目的やメリットなど明確な答えがありませんでした。
経費削減や市民サービスの向上など納得できる説明や根拠が示されなかったため、賛成できません。

議案第19号は、つつじヶ丘分譲地販売価格を平均52.36%の大幅値下げをするものです。
この事業は度重なる計画変更や販売計画など当初から様々な問題を指摘せざるを得ないものでした。当初予定の販売がほとんど進まない中、今回で2度目の価 格引き下げを行おうとするものですが、当初の計画で示された赤字をさらに膨らませるものにほかならず到底賛成できるものではありません。

議案第28号は、青岸クリーンセンター燃焼設備更新工事・その2は、「設備を持っているメーカー以外できない」という理由により「随意契約」となったもので、落札率95.03%であります。予定価格、見積など業者の主導によるものと推察し、反対するものです。

以上