08年12月定例議会

<雨水対策>浸透マス設置を提案

昨今の降雨は集中豪雨的で70ミリ、80ミリといった降雨量が記録され、08年度は市内で、2度の道路冠水、家屋浸水事故が発生しています。
和歌山市の降雨対策は下水管に集め、そのまま河川へ流すか、またはポンプアップをしています。私は、道路、駐車場、一般家庭の屋敷内の雨水対策として「浸透桝」の設置を提案しました。
「浸透桝」は開所に集まる雨水を浸透桝に集め、ゆっくりと自然硫化させる設備で、現在では多くの市町村で設置され、その効果も実証されています。担当局は「他都市の経験を学び、検討する」と答弁をしました。

<公営住宅法改定>家賃値上げに救済策を要請

昨年12月、公営住宅法が改定され、入居申請の限度額が20万円から16万8000円に引き下げられ、低所得者の入居条件が緩和されました。一方、入居基準額を超える入居者の家賃が引き上げられることから、影響を受ける世帯数とその救済策を質しました。
市は「276世帯、家賃の引き上げは暫定措置をとる」と答弁をしました。

<学校給食調理民間委託>公的責任を果たせ

9月議会で、貴志・貴志南小学校などの学校給食調理業務の民間委託が決まりましたが、その後、関係者へ説明もされないまま実行されようとしています。学校給食は教育の一環であり、給食調理の民間委託は公的責任の放棄になるとして、撤回を求めました。
市長は「学校給食の公的責任ついては安全・安心な給食を提供することであり、間違っても汚染食材を子どもたちが口にすることがあってはならないが、撤回しない」と答弁しました。
また、教育費が04年度に比べ、07年度は54%と年々削減されているもとで子どもたちへの影響を質しました。
教育長は「教育は、次代を担う夢ある子どもたちへの投資であり教育予算はそれを裏付けるもの。財政再建の取り組みの現状のなか、質の高い効果的なものとなるよう、予算の確保に努める」と答弁をしました。