月別アーカイブ: 2014年10月

14年9月議会一般質問

1、滝畑産廃問題-絶滅危惧種調査を要請

産廃埋立処分場計画地に隣接する岩出市で国、県が絶滅危惧種指定している「オオタカ」(絶滅危惧種Ⅱ種)の営巣木が国道京奈和道建設事前調査で発見され、3年間で3度の「巣立ち」を確認していることを取り上げました。
岩出市の調査地点と産廃埋め立て処分計画地とは数Km離れた場所です。和歌山市は事前指導で「希少な動植物など対応が必要と思うときは、その保全に配慮されたい」としている問題を質しました。
「生物多様性基本法」は「レットデ-タ-ブック」として「オオタカ」などの猛禽類について環境省は「猛禽類保護の進め方」を指針として定めています。
植物について県は568種を絶滅危惧種指定しています。京奈和道路建設の事前調査では準絶滅危惧種指定されている「カワヂシャ」の育成を調査し、その保護対策をしています。
行政として法、指針を事業者に「配慮」を要請するのではなく、「法の遵守」を指導すべきだ、と要請しました。市は「絶滅危惧種指定された動植物調査を要請し、オオタカなどの指定種が発見された場合は専門家を意見を聞き対応する」と答弁。

2、市の農業問題

和歌山市に引き続き市農業を基幹産業として位置づけ、支援を要請しました。
今年の生産者米価の「概算金」(JAが農家に暫定的に支払う額)は昨年度比で2,000円も引き下げられ、一等米1俵・60Kg・玄米は9,500円となっています。政府は1俵あたりの生産コストは16,000円としていますが、生産コストの60%となっていることを指摘し、和歌山市として農家支援を要請しました。宮城県では1世帯農家あたり500万円融資を決定し利息は県・市町村負担とする支援策を決定しています。
また政府が今年6月閣議決定した国の農業改廃に対し、農業委員会への影響を質しました。
閣議決定は各市町村の農業委員会の公選制を廃止し、市長村長の任命と各首長への農業委員会の「建議」提出の法廷義務の廃止を定めています。「建議」は毎年農業委員会の総意として農家の要望を提出するもので、和歌山市の場合昨年は「TPP参加による農産物への関税撤廃反対」「農産物のブランド化」「農機具購入時の負担軽減」などの「建議」が提出されています。
農業委員会の公選制の廃止、「建議」の廃止は農業委員会の役割をないがしろにするもので、市長にその中止を求めるよう要請しました。
また和歌山市の「市民農園」の拡大を要請しました。

14年6月議会一般質問

6月議会一般質問は次の2点を質しました。

河西地区の避難道路建設

一つは、河西地域の「緊急避難道路」の整備です。磯ノ浦・坂田線、旧労災病院から河西公園間道路の新設など7箇所の道路整備です。

①磯ノ浦・坂田線は県用地対策課と協議をし、土地収用法適用の検討し早急に工事着工できるよう努力する。②旧労災病院から公園間は民間住宅開発道路の市道認定後、幅員など基本設計を検討しているところです。③木本小学校西詰め道路は事業化を検討していく。④土入プ-ル西側道路拡幅は、テニス場跡地の「西保険センタ-」移転計画があり、その事業進展を見ながら暗渠化を検討している等の答弁がされました。

産業廃棄物埋立計画

一つは、山口地区滝畑に計画されている産廃埋立処分場建設に関して、現在事業者からその計画と環境影響調査が提出されており、その検討を専門技術委員に「意見書」を求めているが、各個人に『意見』を聞くのでは無く、委員会をつくり集団で議論をしていただき、その内容と委員の氏名、専門分野を公表すべきではないか、と質しました。

市は「合議での意見集約をすることの重要性は感じている、今後検討していく」。
また、産廃埋立は将来にわたって残される。事業が廃止された後に誰が管理するのか。地主が管理といっても民間会社であり、将来にわたって存在する補償もない、と指摘し、橋本市の場合の産廃事件は総て県、国が11億1600万円を掛け、違法投棄された産廃を処理してきた。和歌山市が滝畑の産廃埋立事業を認可することは、その全責任を負うこととなる、とその責任の重要性を指摘しました。

同時に産業廃棄物はそもそも産廃法によって「排出者責任」が義務づけられていることを指摘し、経済効率の弊害やコスト高を理由に産廃事業者への安易な委託は「企業エゴ」だ、と指摘しその見解を市長に質した。

市長は「(産廃法)は欠陥だらけな法律で、橋本市の場合のように認可権者として責任を負わなければならない。不許可にできるケ-スは限られており、よほどの状況でないと不許可にはできない。この二つが矛盾し地方自治体にばかり責任を負わされる、私は非常に矛盾をかんじており、法律を改めるべきだ」との答弁をしました。

地区住民から14万筆を超える施設設置反対署名が市に届けられ、自治会ぐるみの反対運動と同時に、今回の埋立を許せば和歌山市内の山林は次々と「埋立地」になる、と多くの市民から反対の声があがっています。