日本共産党和歌山市議団は、2月23日大橋市長に「アメリカ海軍誘導ミサイル駆逐艦『ポール・ハミルトン』の和歌山寄港に関する申し入れ」をしました。
申し入れ全文は以下のとおりです。
2006年11月10日
和歌山市長
大橋建一様
日本共産党和歌山市会議員団
団 長 姫田高宏
アメリカ海軍誘導ミサイル駆逐艦「ポール・ハミルトン」の和歌山寄港に関する申し入れ
アメリカ海軍誘導ミサイル駆逐艦「ポール・ハミルトン」が、2月24日朝9時に和歌山港(西浜第3岸壁)に入港することが明らかとなりました。今回の米軍艦船の寄港にも重大な問題があります。
第1は、同艦は、通常、空母「ドナルド・レーガン」と行動をともにしている最新鋭のイージス艦で、強力な軍事力をもち、米軍のアジア・太平洋地域を中心 に中近東地域までに展開する作戦任務を担っている軍艦です。第2は、日米政府が昨年合意した「米軍再編強化計画」により、日本中をアメリカの世界戦略の基 地化とする一環につながるもので、米軍艦船の入港は、アメリカの戦争体制に和歌山市民が巻き込まれる危険と不安を募らせることです。第3は、2001年8 月の米艦船の和歌山港への入港は、事前に知らされていましたが、昨年5月のミサイル巡洋艦「カウペンズ」につづいて市民には知らされていません。
いうまでもなく、和歌山下津港は特定重要港としての機能をもち、軍港でもなければ米艦船の母港にもなっていません。そして本市は、「非核平和都市」とし て非核三原則を将来とも遵守するとともに核兵器の廃絶と軍縮を全世界に強く訴え、不断の努力を続けることを宣言しております。
以上のことから県知事に対して以下の点について要請されるよう申し入れます。
また、同時に市長としても可能な限りの努力をされることを要請いたします。
- 米軍艦船の和歌山港入港を拒否されること。
- 入港を許可せざるを得ない場合は、米軍艦船の「非核証明書」の提出をもとめること。
以上
写真、(中央大橋建一市長、左から後みつる市議、姫田高宏市議団長、左から小薮真一市議団事務局長、大艸主馬市議団幹事長)