3月3日、和歌山市議会2月定例議会で一般質問をしました。私は今期限りで選挙に立候補しないことを表明しているため、最後の一般質問となります。
質問は和歌山市の観光事業の発展のために加太・友が島地域を史跡指定の要請、和歌山市農業を「基幹産業」に相応しい取組の要請、市が定めた「産業廃棄物指針」の全面的な見直しを要請しました。
1、加太地区の「友が島」には縄文・弥生時代の遺跡、役行者の修業堂跡地とその標柱、明治・昭和時代の陸軍「砲台跡地」「弾薬庫」などの歴史遺産として史跡登録指定をし、子供たちへの戦争の教訓を学ぶためにも、その保存を要請しました。
2、農業問題では「薬草栽培」を今年度予算として提案されています。耕作放棄地対策として、また農地保存と農業継続の支援となることを指摘し積極的な取組の要請をしました。
また「CSA」(小規模農家の育成のための市民参加営農方法)農法は農家と市民が共同し農業支援策として全国で取り組まれようとしていることを指摘し、その普及のための行政支援策としての支援策を求めました。
3、産廃問題では和歌山市が示した「指針」が市民に対して、コスト意識の認識を必要としていることに、産廃は事業者の排出責任であることを明確にすることあり、市民に「コスト意識」への押しつけは、かつて公害問題で企業のコスト意識の宣伝がその対策を後景に追いやり、日本を公害列島に導いた教訓の要因となったことを指摘し、産廃も同じことであることを指摘しました。
市が指摘する「循環型社会」への取組は将来のことではなく、喫緊の今日的課題であることを指摘しました。産廃の埋立処分などは環境破壊そのものであり、最大の経済的損失であることを指摘し、滝畑地区への安定型最終処分場建設は許可をすべきではないことを指摘し、「指針」の全面的な見直しを要請しました。