2006年度予算編成にあたっての要望書

2005年11月16日

和歌山市長 大橋 建一様

日本共産党和歌山県北部地区委員会
委員長代行 海野 恒信
日本共産党和歌山市会議員団
団長 姫田 高宏

2006年度予算編成にあたっての要望書

貴職の和歌山市発展と市民生活向上めざす奮闘に敬意を表します。
さて、小泉政権の構造改革の名のものにすすめられている医療・福祉切捨 て、「三位一体改革」に国庫負担の削減などで、住民生活と地方自治はいっそう厳しさが増しています。そのもとで、国の悪政から住民福祉と地方自治を守る役 割を和歌山市が発揮することは市民の切実な願いです。
日本共産党北部地区委員会と日本共産党和歌山市会議員団は、和歌山市の来年度の予算編成に あたり市民福祉の向上と教育の充実をはかる立場から、市長並びに各部局に対して別紙のとおり要望いたしますので施策実現のため尽力されますようお願いいた します。あわせて要望に対して文書での回答もお願いいたします。

重点要望

  1. 生活保護費など国庫補助金削減に反対する立場を明確にし、国に意見を表明されたい。
  2. 小規模障害者作業所運営支援の補助金の30%カット分を復活されたい。
  3. 保育料減免の範囲を拡充し、障害児通園施設へ通園している子どもと保育所に通う子どもを持っている世帯にも適応されたい。
  4. 市内業者の営業状況の悉皆調査をおこない、具体的な振興策づくりにとりくまれたい。銀行に対し、地元企業の営業を支える立場から「貸し渋り」「貸しはがし」をやめるよう要請されたい。
  5. 市長は、市民から要望があれば、直接会って市民の声を聞くようにされたい。
  6. 住宅家賃減免、子ども会補助、大型共同作業場など、同和対策事業はきっぱり終結されたい。
  7. 国民健康保険料の中間所得者の負担軽減をすすめられたい。失業、倒産などによる所得の激減には当年度の国保料を減免されたい。一部自己負担金の減免制度は法に規定されたものであり申請があれば受け付けられたい。
  8. 青年の雇用確保・拡大のため、職業訓練制度の充実など、積極的に国、県、企業に働きかけられたい。市独自の雇用機会拡充策にとりくまれたい
  9. 在宅酸素療法を受けている方への医療費補助をおこなわれたい。
  10. 若竹学級の土曜日開設、指導員の待遇改善をはかられたい。学童保育の空白校区を解消されたい。空き教室に限りがあり、待機児童のある学童保育は児童館など市の公共施設を活用するか、専用施設をつくられたい。
  11. 学校施設の耐震改修を早期にすすめられたい。
  12. 産廃中間処理施設の新設・更新に際し、地元住民の同意ない場合は、申請を自粛するよう業者を指導するという立場をまもられたい。医療系産業廃棄物については、関係機関と連携し処理計画をたてられたい。
  13. 生産緑地制度を早期に運用されたい。
  14. 市内北東部へのコミュニティーセンター等公共施設建設の具体化を急がれたい。
  15. ぶらくり丁のボートピア計画には反対されたい
  16. 海外視察、交流訪問において支給している「支度金制度」を廃止されたい。

以上

添付ファイル

060417

06年2月17日、市長から市議団へ198項目に対する回答。
詳細は冊子として市議団に保管しております。ご希望の方はお問い合せ下さい。