2016年6月議会報告

子育て支援について、子育てしている方々が自分たちの状況をよく理解し意を汲んでくれている。子育て支援について質問しました。子育て支援は、子育てしている方々の状況がよく理解され、思いが反映されている、そう感じてもらえるような街づくりが求められる。そのためにも市もしくは国の一方的な枠ぐみではなく、親はもちろんですが子ども達自身の立場に立った施策の実現を求めました。

 認定こども園整備計画について、市内を6ブロックにわけそれぞれに公立の幼稚園・保育所を統合した11の認定こども園をおくという計画です。地域範囲が広く親の負担が危惧されること、所得によっては習い事や制服など費用負担が大きい民間の保育所は、預けにくい実態があり公立保育園を希望する保護者の声に応えるため施設の維持が求められる。また待機児童について、4月1日時点で6人の子ども達が保育園に入所できない事態となっています。待機児童の定義が実態を正確に把握できるものになっていないため、実際に希望通りの保育所に入所出来ているかどうか、しっかりと実態が把握する事が求められる。

 保育士の処遇について、保育士は、安心安全の保育環境や発育の保障といった点で果たす役割は大きい。しかし専門性に見合わない処遇などにより長く勤めにくく、保育士不足の悪循環にも繋がるなど、より良い保育の提供を阻害します。また、事務作業においても、子ども達の活動に目の行き届いた体制が必要で、早急な改善が求められる。

 地域子育て支援拠点事業について、事業に取り組む中、事業者と利用者の間に信頼関係が築かれ、うつやDV・虐待など様々な相談が寄せられるが、拠点事業として対応できる内容ではなく専門の相談員の派遣の必要性など対策が求められる事など指摘し、公立保育所の存続、保育士の処遇改善、保育所等の入所児童の実態など質問しました。

(答弁)
市は、34の公立幼稚園・保育所を11の認定こども園として整備し公立保育所の担ってきた役割は、認定こども園で果たしていく。保育士の処遇改善については、国の示す基準通り取り組み一定の成果を上げているものと思っている。今後も国の示す基準通り取り組みたいと考えている。
正規の雇用については、必要な施策と思うが、様々な雇用形態の中から希望する雇用形態で働ける環境を整える事も大切と考える。など。