2018年9月議会質問

熱中症対策について

 今年の夏は最高気温が35度を超える猛暑日が各地で続き、猛烈な暑さとなりました。和歌山市でも、最高気温が7月18日に37.4度を記録しました。この異常な暑さで、全国的に熱中症で搬送された方、亡くなられた方がこれまでより多くなっています。来年に向けて、熱中症に特に注意が必要と思われる子どもたちや高齢者、生活保護世帯の対策について質問しました。
 小中学校では普通教室にはエアコンが設置され、環境は良くなっていますが、まだエアコンの入っていない図工室、調理室、被服室等に設置することについて質問しました。原教育長は「学校現場の意見を聞きながら検討する」としました。
 高齢者の対策では、高齢者地域福祉課だけでなく他部署との連携や見守りを厚くすることが必要だと質問。佐伯健康局長は、地域包括支援センターや保健所との連携について「さらに関係部局が連携を密にして取り組む」「子育て支援等の家庭訪問の機会も利用し、高齢者を含め家族全員に注意喚起する」としました。また、「ひとやすみ所は増やすよう民間にも協力を求める」とも答えました。
 生活保護世帯へのエアコン設置については、今年度より家具什器費の対象とはなったものの、今年3月以前に生活保護を利用し始めた人は対象外という制度に、「熱中症のリスクがあるのは4月以降の新規の方だけではない。これまでも生活扶助費を引き下げてきたし今年10月からまた引き下げの予定になっている。そこからやりくりしてエアコンを購入せよなどは、生活保護世帯にとってあまりに負担が大きい」と意見を述べました。

通学路の安全について

 松島にあるJR松島踏切は、復員が狭いうえに踏切の北側には電車が通過するのを待つスペースがありません。少し離れたところで待っているのが現状です。日本共産党議員団は予算要求の中で拡幅を求めましたが回答は「現時点での拡幅は困難。都市計画道路松島本渡線の計画内であり、都市計画道路の整備において検討する」というものでした。都市計画道路は、まだ計画だけであって実現の見通しはありません。今通学している子どもたちの安全のためにすぐには何もしないと言っているのと同じではないでしょうか。改善を求めました。鈴木都市建設局長は「安全対策を検討し、JR等関係機関と協議する」としました。