2018年9月議会報告

1、浸水対策について

昨年10月の台風や今年7月の豪雨により相次ぐ浸水被害がありました。これまでとは違う状況に対し抜本的な対策と早急な当面の対策を求めました。

雨水の事業計画の現状は?

 白井光典企業局長は、「雨水の事業計画は2020年度までの計画で、25カ所の雨水ポンプ場を位置づけており、現在15カ所が稼働、2020年度までに後2カ所の供用を予定している。事業計画の更新は期間延伸や計画自体の見直し等を行い、最善の計画となるよう検討していきます。」

公共下水道未整備地域がある。今までと同じ対応では納得出来ない。どう対応するのか

 これまでの浸水実績から、特に床上、床下浸水が発生している地域を把握し、今回初めて重点整備箇所と位置づけ、早期に改善できるよう関係部局などと連携しながら進めていきます。

稼働中のポンプ場も計画の見直しを!

 「ポンプ場が稼働していても浸水が繰り返されている箇所がある。雨水計画の見直しが必要ではないか」との問に「今後管渠(かんきょ 埋設した配水管)整備と排水区内の浸水状況を勘案し、検討して行きます」と答弁。
*一日も早い復旧と、重点整備箇所と位置づけた限りは、早期に改善するよう強く要
望しました。

2、食品ロス削減について

 食品ロスとは本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食糧のことで、世界中で生産された食糧の3分の1が廃棄されています。市の取り組みと、食品ロス削減に取り組むフードバンクについて質しました。

日本の食品ロスは世界の援助量の2倍!

 小林弘史副市長は「世界全体の食料援助量は320万トン、日本はそれを大きく上回る642万トン。この食品ロスの状況を踏まえ、食品の製造から消費に至るまでの工程全体 で食品ロス削減国民運動を展開することとされている」と答弁。

“何らかの行動80%以上”をめざす

 有馬専至まちづくり局長は「食品ロス削減で何らかの行動をしている市民の割合を2017年の74.6%から2020年に80%以上と目標を掲げている。市民の方々に食品ロス削減について知って頂くよう取り組んでいく」と答弁。
*私は、まだまだ全市的な取り組みとはなっていない、関係機関と連携し食品ロス先進都市にと取り組んでもらいたいと要望しました。

子ども食堂でもフードバンクを利用している所があるが?

 和歌山県内で食品ロス削減に取り組むフードバンクがあり、和歌山市内でも利用している子ども食堂があると聞く。市長もこども食堂に参加され、所信でもこども食堂への支援を掲げているがどう考えるのか。
市長は「子ども食堂とその運営を応援して頂ける方や団体・事業者をつなぐしくみを構築していく」と答弁しました。