2017年12月議会報告

1、環境問題について(メガソーラー計画について)

市「地元同意なければ申請受理できない」

2017年10月16日、鈴鹿電設(有功方面のメガソーラー事業者)は、県に林地開発の許可申請を提出しました。県は「開発区域内権利者および利害関係者の同意書が添付されていない」として補正文をつけて10月25日に返却しました。補正文には和歌山市管理の里道・水路の施工同意書、公共施設等の管理者の同意として、放流先水路等の同意書、下流河川や下流水路の地点協議結果、開発行為に対する利害関係者同意の添付として、開発地に隣接または下流域の直近に位置し、開発の影響を受ける恐れのある自治会および権利関係者となっている。
そこで以下を質問。

質問
 現在、事業者との協議等はどうなっているのか。
答弁
 里道については、自治会の同意書の提出により地元の同意を得ることを指導している。水路の施工、占用については市有地の工事施工願い、占用許可申請書による申請の際に、自治会の意見書、水利組合の意見書等の提出により地元の同意を得ることを指導している。公共施設等の管理者の同意について、事前協議が整うまでには至っていない。

地元では計画に反対する隣接自治会があることから、以下を質問。

質問
 同意書が出ない場合はどうなるのか
答弁
 指導に対して対処できていない場合は、申請を受理できないものと考える。

2、災害対策について

10月22日の台風21号で家屋の浸水は、床上231件、床下164件。亀の川、和田川は氾濫が予測できたので避難勧告が発令された。しかし、七瀬川付近でも床上浸水があったが避難勧告が出されなかった。そこで以下を質問。

質問
 なぜ避難勧告が出されなかったのか」の質問に「紀伊地区の河川は、避難時間の確保が河川の水位により判断が難しい小河川で、現場状況で判断する必要があった。
質問
 今後、避難勧告等の対策をどうするのか。
答弁
 避難勧告等の判断が必要となる場合は、過去の状況を踏まえ、消防局と協力して対応していく

*速やかな対応を!と要望しました。

質問
 紀の川に流入している七瀬川の鴨井排水樋門と高川にある高川樋門の開閉状況はどうか。
答弁
 鴨井排水樋門は紀の川から支流への逆流が認められなかったためゲートは閉めなかった。高川樋門は樋門ごとに決められている水位以上で、かつ、逆 流が認められたためゲートを閉めた。
質問
 自宅に住めなくなった方に対し、市営住宅への緊急入居対応はどうか。
答弁
 台風21号では、罹災証明の発行された2世帯を受け入れた。現在10戸を準備している。今後はホームページ等でも知らせていく。
質問
 教科書等が使えなくなった児童生徒がいると聞くが支援策はどうか。拡充はどうか。
答弁
 教科書の再給与については、災害救助法が発令されない場合、教科書発行者の好意により就学援助対象児童生徒に無償配布されている。就学援助対象者でない児童生徒も含め教科書等の配布について学校と連携し、支援方法を検討していく。