脳脊髄液減少症について
脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツ事故などにより脳脊髄液が漏れだし頭痛、頸部痛、めまいなど、様々な症状を引き起こす病気です。治療に有効と されている硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法)は保険適応外です。患者の方は高額な医療費と認知度が低いために苦しんでおられます。2010年4 月以降、検査のみ保険適応となりました。国は、発症機序や検査方法、治療法につい、調査研究班を設置し、その成果として、ブラッドパッチ療法が先進医療と して認められました。しかし治療費は高額です。学校の児童生徒もクラブ活動などで発症していますが、調査研究班の症例には18歳以下が1人も含まれておら ず、症例の収集が急がれます。
私は、「脳脊髄液減少症」について「広く周知してもらいたい」「特に18歳までの症例が少ないことから、学校の児童生徒がこの病気 で苦しむことがないよう調査の必要がある」「各学校へは、文書だけの指示ではなく積極的な取り組みが必要」「学校保健安全法の対象に脳脊髄液減少症を加え るよう要望してもらいたい」と質問しました。
健康局長からは「多くの市民の方に知って頂くため、HPに最新の情報を掲載している。職員の脳脊髄液減少症に対する認識を深めるとともに市民に対する啓発も積極的に行っていく。」
教育局長からは「各学校に対し疾患の疑いのある児童生徒の調査を行いたい。」「小学校・中学校校長会で教職員への周知を指示する。養護教諭の研修会等で認識を深めていきたい。保護者へも周知したい。」
教育長は「脳脊髄液減少症に対する児童生徒への対応は大変重要。中核市教育長会等に対し、新たな国への要望事項の一つとして提案する」と答弁しました。
この問題は、今後も引き続き取り上げたいと考えています。
国体に向けての観光地や公共交通機関のトイレ整備について
和歌山県は「紀の国わかやま国体」「紀の国わかやま大会」までの2年間で、観光地や公共施設のトイレの整備を促進、助成を計画して いる。和歌山市の取り組みと、整備内容はどうなっているのか。また南海和歌山市駅の1階トイレは2010年に閉鎖されたままになっている。南海和歌山市駅 の動向も含めて質問しました。
まちづくり局長は「H24年度に磯ノ浦海水浴場公衆トイレを新築し、H25年度には和歌山公園不明門公衆トイレの解体新築を実施す る。公共交通機関については、県がJR西日本や南海電鉄等の事業者に対し整備を要請している。南海和歌山市駅は、時期は未定ですが、駅ビル改修時にトイレ も含め検討中であると聞いている。市として早期に具現化されるよう要望していく。」と答弁しました。
私は、国体が終わってからでは値打ちが半減する。大至急にと働きかけてもらいたいと要望しました。