介護予防について
介護予防事業は、高齢者が要介護状態にならないため、生きがいを持って元気でい続けるための大切な事業です。その内容は、通所型と訪問型がありま す。通所型は一つには運動器機能向上訓練があり、今年度利用者は減少の見込みです。減少の理由は、二次予防対象者に重点を置いたためということでした。だ からといって、元気な方から運動の機会を取り上げる理由にはなりません。高齢になっても、訓練を続けることで運動器機能などはある程度維持できることはあ きらかです。元気なうちにこそ介護予防が必要だと思いますがどうでしょうか。元気な高齢者が元気でい続けられるような仕組みを検討するよう求めます。
答弁 元気な方への事業の充実も大変重要と考える
介護予防事業の利用者負担の有無はさまざまです。運動器機能向上訓練では生活保護世帯からも利用料を徴収しています。ほかの事業では保護世帯は無料となっており、整合性がとれていません。生活保護世帯からは徴収すべきではないと考えますがどうでしょうか。
答弁 他制度との整合性を考慮し検討したい
今年度、二次予防対象者の把握のために、65才から74才までの4万5千人に送ったチェックリストが3万人以上の方から返送されています。返送され たなかで、約7200人が、二次予防対象とわかり、介護予防事業へつながっているとのこと。75才以上の方にも実施を要望します。
地域保健について
和歌山市の肺・胃・乳・子宮・大腸の各がん検診の受診率と死亡率について、いずれの部位も死亡率は上がる中で、肺がんは検診受診率が下がり、胃がんは低いまま、乳がんと子宮頸がんは横ばい、大腸がんは増加という状況です。 乳がんは発症が低年齢化しています。早期発見、早期治療すれば治るがんだともいわれています。また、若い人は進行が速いのも特徴です。乳がん検診の年齢を引き下げてはどうでしょうか。
答弁 国の動向を注視し、関係機関と協議、調査・研究をすすめる
肺がんの死亡率が高いことについて、どのように考え、対策を取ろうとしていますか。また、河西地域の住民の不安に応えるために、市内の地域ごとの統計を取る考えはありますか。
答弁 地域ごとの統計は非常に困難である
乳がん検診の年齢引き下げをはじめ各検診受診率の向上に向けて、市民の命を守る立場でさらに取り組むとともに、「私たちのしんどさをわかってもらいたい」という市民の声に耳を傾け、苦しみによりそい、不安を取り除く、そういう市政であってほしいと強く求めます。