2011年12月議会 一般質問

産業廃棄物最終処分場建設について

6月、9月に引き続き12月議会も産廃最終処分場問題を取り上げました。
今回は、現在、事業者が滝畑地区に計画している産廃最終処分場の大きさは、中核市でどのような位置にありどう認識しているのか。近隣自治体や市民から出さ れている説明を求める要望への対応、和歌山県が環境白書で産業廃棄物を“持ち込ませない、なるべく持ち出さない”とする「越境移動に関する指導要綱」を作 成しているが和歌山市としてもこの要綱を作るべきではないかと市長の認識を質しました。

① 現在、住民が要望している説明会について、特に岩出市長からの住民説明会を求める要望について、また説明は市がするのか。

市長
「説明会については事業者が誠意をもって対応することとなる。」「岩出市長からの要望書については事業者に対して対応するよう伝え、岩出市に対しても伝えたと報告を受けている」
上島環境局長
「関係自治体や団体からの意見や要望41課への対応は1府1県1市及び本市の2課と水道局が協議中と聞いている」

② 他県からの産廃を持ち込ませないことにより自区内処理の責任を果たすためにも実効性ある具体的な方針と要綱を持つべきではないか。

市長
「市としても基本的に自区内(県内)処理に努める事としている。将来において具体的な市の方針を立てることも必要。要綱については調査・研究し、県とも協議した上で策定するかどうかを含め検討していく」

③ 産廃最終処分場の大きさについて

市長
「中核市で容積が1番となる計画と聞いている。私としては大きな規模の計画と認識している。周辺住民の不安も理解できるので適切に対応するよう事業者に指導していく」

④ 9月議会以降岩出市長はじめ住民からどのような要望が出されているのか。

市長
「9月29日に、山口連合自治会から2万6千850人の産業廃棄物最終処分場設置反対署名、及び上黒谷水利組合から産廃反対についての意見書、 10月6日に岩出市長から産業廃棄物最終処分場設置計画についての要望書が提出された。11月10日に農業委員会より要望書が提出されました。関係住民の 不安を軽減するため、これらの要望を受け止め対応してまいります」

⑤ 9月議会で答弁された「トラブルの視察」はどこへ行かれたのか。

市長
11月25日に紀ノ川産業を視察してきました。事業が停止したことにより処分場の敷地内の調整池に溜まったヘドロおよび覆土していない廃棄物から発生した悪臭がありました。