08年9月議会 一般質問

Ⅰ 環境施策(家庭系ゴミの生ゴミの減量)について

家庭系ゴミの生ゴミの減量の方法としては、紙や布など混じっているものを分別し資源化すること、そして台所からでる生ゴミを堆肥化する事です。その 前提としてゴミの中身がどんな割合で集められているのか分析し、その上で効果的な減量施策を進めていくことになります。他市の進んだ経験として橋本市は、 手を挙げた地域が空き地部分にコンポストを置き、耕作地を持つ人と持たない人がグループになり生ゴミの堆肥化に取り組み1週間に2回の収集を1回に減らし 5年間でゴミ量は1389トン、1000万円の経費削減をしています。堆肥化を進めるために指導者の養成や、啓発に積極的に取り組んでいます。減量化に取 り組んでいる先進市などを紹介しながら質問しました。

1、家庭系ゴミの組成分析はどうなっているのか

答弁 家庭系ごみだけの組成分析はしていない。

2、コンポストや電動生ゴミ処理機の補助数はどうなっているのか

答弁 コンポストはH16年までで669台。臭気や虫の発生等問題がありH17年からは廃止。電動生ごみ処理機はH19年迄で162台。財政が厳しいとして年々削減している。しかし、H20年度は役割を重要視し増やした。

3、コンポストの活用の為のアドバイザーを養成する事や普及を検討してはどうか。

答弁 市民の中からアドバイザーを養成する事と普及していく事を検討していく。

4、水切りの効果や位置付けはどうか。

答弁 日常欠かせない取り組みの一つ。一層啓発していく

5、水切りや堆肥化のモデル地域を募り取り組む事を検討してはどうか。

答弁 今後調査・研究していく

6、ごみ焼却・埋め立てを0にと挑戦している自治体がある。担当部局が積極的に調査・研究し、市に生かすべきだと思うが市長の考えはどうか

答弁 参考にできる所があれば取り入れて行きたい。

Ⅱ、介護問題について

1、来年介護保険料の改定が行われる。また、第4期の介護保険事業計画が策定される時期となっているが市の考えはどうか。

答弁 「介護保険料の上昇は避けられない。また被保険者全体の約5割をしめる現在の第4、第5段階の方の保険料額について、収入額が一定以下の方に 対する負担軽減を行う。又現在7段階の保険料額を更に細分化し軽減することを視野に入れ検討している。第4期計画は大きな改正はない。療養病床の転換を見 据えて引き続き施設整備及び地域 密着型サービスの充実を行う必要がある。

2、介護認定を受けた方が骨折等で状態が悪化した場合の変更申請に対し、早急な対応が必要だがどう考えるのか。

答弁 介護認定の変更申請の対応を早急にということについては、急性期の場合、状態が不安定で状態が安定してからの認定調査となる。配慮をもって早急に対応しているところ。

3、昨年12月、国は「同居家族がいることを理由にして、一律にサービス提供を認めない」ということのないように保険者に適切な運用を求める事務 連絡をした。しかし、今年7月25日付けで出した市の事務連絡は「同居家族」がいる場合にヘルプサービスが原則利用できないことが強調されたものとなって いる。その後、今年8月に状況が改められていないとして再度出された国の事務連絡をうけて市は、8月29日に「同居家族がいる」ことを理由にサービス提供 を一律に制限するものでない、という文章を出し直した。この2つの文章について、現場で混乱が生じている適切な対応をするべきではないか。

答弁 事業所において運用面の誤解が生じないよう国の趣旨を十分に踏まえ必要に応じて慎重かつ、的確な対応を行っていく。

4、介護職員が不足している。利用者の希望どおりサービスの提供が出来ない所もあると聞くがどのように認識しているのか。

答弁 介護報酬が低いと指摘されている。が介護報酬の引き上げは保険料の上昇に結びつく結果となる。国に対し適切な介護報酬を設定する旨要望している。