2006年2月議会 一般質問

介護保険について

■南畑質問
介護保険制度が4月から改定実施されます。私は、和歌山市の人口構成においても、また、格差社会が拡大され所得者の生活が困難になっていることからみても、負担を抑えることが重要だと質問しました。
そこで、国の増税計画が実施されるもとで、1号保険者の保険料が負担増となるが、改定による保険料の総収入額と対象人数はどうか。また減免制度の活用はどうか。
■答弁
一号保険(65歳以上)の収入は、前年度比10億7千万円の増加で約45億8千万円の保険料収入と見込んでいる。第1段階は3137人、第2段階 は18113人、第3段階は8682人、第4段階は24025人、第5段階は20605人、第6段階は7926人、第7段階は3179人、全体で 85667人との予想である。
H16年度に減免制度を受けた方は115人、低所得の方は101人、所得減少の方が5人海外居住の方が4人等となっています。

この答弁を受けて次のことを要望しました。
保険料の基準額が平均約1000円の負担増となっている。昨年、ホテルコストの負担増が実施され、また国の増税計画のもとで年金収入は変わらないのに市民 税や国保料が増えており、その上に更なる保険料の負担増です。これは社会保障を根本から変えてしまうものです。せめて減免制度を生活保護基準並みに拡充す べきです。また高額介護サービスの受領委任払いの制度を設けることを前向きに取り組んでいただけるよう要望します。

空家修繕、住宅政策について

私は、「市営住宅に何度も応募するが入居できない。何とかならないのか」との要望を受け空家修繕と住宅政策について質問しました。

■南畑質問
H17年度の市営住宅管理第1課及び旧地域改善向け住宅の管理戸数、空き家戸数、政策的空き家戸数、及び空き家改修戸数はどうなっているのか。募集戸数と倍率はどうかと質問しました。
■答弁
第Ⅰ課の管理戸数は4369戸、空家は984戸、政策的空家は730戸、空家修繕は38戸です。募集件数は32戸で応募者数は487件で倍率は約15倍です。
■南畑質問
空家改修について、改修後、入居を通じて家賃収入はどうなっていますか。H16年一般公営住宅空家改修に要した額とその後入居によるH17年度家賃収入の見込みについてどうかなっていますか。
■答弁
修繕費用はH16年度約3千462万円、家賃収入見込は約967万円です。

この答弁を受けて次のことを要望しました。
このように空家修繕は、「一石三鳥」の効果(空家入居の希望にこたえ、投資効果があり、大工さんらの仕事を確保できる)があります。予算の増額を求めました。また旧同和住宅の空家修繕に予算が偏重している不公正を是正することを求めました。