2021年9月定例市議会 一般質問

〈特別障害者手当について〉

 特別障害者手当の制度は、重度の障がい者手帳を持っている方だけでなく要介護4,5の方でも認定される可能性があります。(認定されると月2万7350円が支給さる。)私はこの内容を知りませんでした。市の障害者手帳1級と2級の計7605人のうち制度の認定者は74人、要介護4,5で認定された方は5年前、3年前、昨年でそれぞれ約10人程です。私は、周知が不足しているとして質問しました。

南畑:
 もっと積極的に周知し、この制度にかかわる関係者と連携し、該当すると思われる方総てが申請でき、認定のチャンスが得られるよう取り組んでもらいたい。
松村光一郎福祉局長:
 制度の内容を丁寧に知らせる必要がある。関係課や関係機関に周知する。

〈駅及び駅周辺のバリアフリー化について〉

 私は、6月19日、視力障がい者団体やボランテイァの方と一緒に南海和歌山市駅や駅周辺をウオッチングしました。その際「誘導ブロックが途中で終わっている」「音声案内がなくトイレにたどり着けない」「横断歩道にエスコ-トゾーンがない」等の不備があり視力障がい者団体は市に改善を求めました。しかし、殆どの回答は「協議する。伝える」というものでした。私は、和歌山市駅や駅周辺はガイドヘルパーなしには利用出来ない現状であり納得できないとの思いから質問しました。

南畑:
 完成してから意見や要望を聞くというのではなく、市の計画段階から当事者や専門家などの関係者がPDCAサイクル(計画、実施、評価、改善)の各段階の取り組みに参加できることを保証する仕組みが必要だと思うがどうか。
市長:
 事業実施の各段階において、障害者の方々を含めた関係者の意見を伺った上、重要性を精査しつつ安全安心の施設整備に向け取り組んでいく。
南畑:
 市駅のバリアフリー化の現状についてどう思か。市長として視力障害者の立場で南海和歌山市駅や和歌山駅及び駅周辺を利用してみてはどうか。
市長:
 視力障害者の立場で駅や周辺を利用する体験も含め、市が主体的に高齢者、障害者の目線に立ち、安心安全に利用できる環境の整備を推進していく。