06年12月議会 一般質問

1、教育予算の増額を求めて

私は、第一問で、
(1)教育予算が一般会計全体の1割以下という状況がつづいている。老朽施設の修繕などの教育条件を整備するという行政責任が果されていないと思うが、市長と教育長の見解はどうか、
(2)配当予算が削られている中、現場の状況をどう把握しているのか、
(3)虎伏学園(社会福祉法人)2階にある虎伏分校の教育環境は劣悪。例えば、あるプレハブ教室は2つに区切られていて奥の教室にいくには手前の教室から 入らなければならないなど子どもたちの人権が無視されているという認識をもった。3年ほどすれば移転の予定があると言う事だがその間の取り組みは?教育長 は分校の現状ほどう認識され、どう取り組んできたのかを質問しました。

市長は、「3年ぶりに10・2%を確保した。耐震補強工事を行なっているところ。改築、修繕の必要性は充分承知している。なお一層の努力をしていく」と答弁。

教育長は、「学校施設の改築、修繕は重要。当初予算編成では教育委員会内部で創意工夫し、必要な予算の確保に努める」、また「学校へのアンケート調 査や学校長の要望を通じて聞いている。学校教育に支障が出ないよう、より一層限られた予算の有効活用を図るとともに必要な予算の確保に努める」、さらに 「虎伏分校の施設環境面については、良好とは言い難い状況にあると認識している。今後も関係機関と協議を進めていく。」と答弁しました。

私は、第二問で「耐震改修関連の費用を除けば8・1%となる。減額されてきた予算のなかで、子ども会の予算はこの3年間減らされていない。14箇所 で4632万円です。芦原の子供会の補助金は780万円です。一番のマンモス校の雑賀小学校の生徒数は945人で今年度の需要費は約480万円。劣悪な教 育環境の虎伏分校の需要費も例外なく減額されている。H16年の小学校の児童数19名がH18年は23名に増えています。しかし需要費の配当額は48万 5500円から42万2200円に減額されている。劣悪な環境の上に追い討ちをかけるような冷たい予算配分だ。そもそもの教育予算の増額必要。市長の考え どうか。」と質問しました。

市長は、「教育という重点施策と言えども、事業の選択と集中を図り、効率的・効果的な予算の編成を行なっていくが必要」と答弁しました。

私は「教育予算が減額されていく中、地域子ども会の予算は減額されずにきている。不公平な予算執行は改めるべき。教育予算の位置付けがもっと重要視され、教育環境整備が充実されるよう」引き続き求めていきます。

2、北東部へのコミュニティバスを始めとした交通網の整備について

私は、「2003年の2月議会の代表質問で「高台地域や公共交通の経路から離れている地域へのコミュニティバスなどを検討すべき」と、取り上げた。 直川用地に公共施設が設置される中、高齢化も進み視覚障害者の方もすんでおられる。路線バスの拡充やコミュニティバスやスクールバスの活用、ジャンボタク シーなどの交通網の整備が必要だと思う。」また住民の皆さんからの要望にたいしてどう研究してきたのか、また交通網を整備していく上で発想の転換も必要で はないかと思うがどう考えるかなどと質問しました。

企画部長は、「高台地区のコミュニティバスの運行や新しく設置予定の直川地区の公共施設へのバス路線の再編などの要望があります。コミュニティバス は多大な経費が必要となり厳しい状況ですが、空白地域のバス路線の確保などは、対応しなければならない課題でもある。発想の転換も必要と考える。バス路線 の確保は、最適な実施主体の検討など色々な方策を研究してまいりたい」と答弁しました。

この答弁を受けて私は、「市長の認識はどうか」と質問しました。

市長は、「バス交通の空白地域や郊外の公共施設等の利便性を考慮した時、道路交通環境の改善やバス路線の確保など対応していく必要があると考えます」と答弁しました。

私は、地域の要求をしっかりと把握し、全国の進んだ例にも学びながら実現させていくよう要望いたします。