2005年12議会 一般質問

アスベスト問題について

1.市の公共施設、学校施設のうち127施設について、アスベスト使用の分析結果と対策はどのようなものか。
(答弁)市 の公共施設、学校施設のうち127施設については、念のため再調査を実施しているが、全ての施設で分析結果が出揃うのは2006年3月末となっている。な お、すでに再調査結果が出ている市営の駐車場関係と一部の小中学校については、アスベストの含有はない。また、分析結果を受けて吹き付け材にアスベストの 含有(1%以上)が認められた場合は早急に各関係部局において、除去等の適切な対策を行う予定だ。
2.民間施設や個人住宅のアスベスト調査・除去に対する助成制度を本市でも持つ必要があると思うがどうか。
(答弁)アスベスト飛散による被害防止対策の1つとして、必要と考えている。今後は、国、県や他都市の動向を見ながら助成制度について検討していく。

水道行政について

1.水道局の水づくりの技術力の保持・向上についての考えはどのようなものか。
(答弁)水源を取り 巻く環境が年々悪化していることから、紀の川の原水水質の変動に対応した独自の技術力を保持し続ける必要があると考えている。刻々と変化する紀の川特有の 原水水質の変動を把握して、これに対応する技術力を養成することであり、またこれに即時に対応できる高度な浄水施設と、それを管理する集中制御システム 等、最新鋭の機器が不可欠だと考えている。
2.加納浄水場の運転管理の民間委託について、その内容はどのようなものか。直営の現状と民間委託後の体制を比べると何がどう変わるのか。
(答弁)今 回の民間委託の内容については、水道局の管理監督のもと運転業務や保守点検業務など浄水場の業務の一部を民間に委託するものだ。現在、加納浄水場では、施 設の管理と修繕及び運転業務の指揮監督を行う職員7名と運転業務や保守点検業務を行う職員を常時1直4名配置している。民間委託後の体制については、水道 局職員を8名配置し管理監督業務を行い、民間が行う業務については、常時1直3名以上配置し、これまで直営で行ってきた運転業務や保守点検業務を行うこと にしている。
3.加納浄水場の運転管理に発揮された市職員の専門性をどのように評価しているのか。
(答弁)水 質のレベルアップが求められる中、老朽化が進む浄水施設で、きめ細かい浄水処理業務に携わってきた職員の経験と知識には充分評価している。この経験と知識 を生かして、今後、浄水場施設の管理上重要な指揮監督業務や、水道施設全体の管理監督業務の指導的立場に携わることで、水処理技術の維持と向上に努めたい と考えている。
(その他)
有収率向上対策、紀の川大堰建設に伴う取水口取替え補償の進捗などについて質問した。