「靖国DVD」文科省事業から青年会議所が辞退表明!

「靖国DVD」文科省事業から青年会議所が辞退表明!

2007年6月22日

 和歌山市議団は、15日教育委員会に「靖国DVD」を教育現場に持ち込ませないよう申し入れ(全文下記)をしました。青年会議所は、文科省の「新 教育システム開発プログラム」の契約で「侵略戦争ではない、愛する人のため、アジアを白人から解放するため」とのDVDアニメを製作。
21日の朝日新聞は青年会議所が「文科省と契約 日本JC辞退」、独自宣伝などに取り組むと報道。国会で党議員団は文科省を追求し、教育関係者や国民の抗議の声が高まっていました。

yasukuni

侵略戦争と植民地支配を正当化する日本青年会議所製作アニメDVD「誇り」を教育に持ち込ませないことについての申し入れ

2007年6月15日 日本共産党和歌山市議団

 日本の侵略戦争を「自衛、アジア開放のための戦争」だったと肯定・美化するアニメーションDVDを教材とした教育事業が、文部科学省の研究委託事 業に採用され、全国で実行されようとしています。問題の教材は、日本青年会議所が作成した「誇り」と題するDVDで、全国の学校でDVDを使った教育事業 を行おうとしており、すでに全国の学校など93ヵ所で実施または予定されています。このDVDは、日本の侵略戦争を「大東亜戦争」と呼び、登場人物の青年 が「愛する自分の国を守りたい、(戦争は)自衛のためだった」と教えています。
日本の植民地支配については「従軍慰安婦」や強制連行をはじめ侵略・加害の歴史にはふれていません。戦後日本の国際社会復帰の原点を戦争の痛苦の反省か ら生まれた日本国憲法の精神を否定するもので、過去の戦争への反省とおわびを述べた1995年の「村山談話」に反するものであることはあきらかです。従っ て以下の点を申し入れます。

①いかなる名目であってもこのDVDを公共の場で使用させないことを、各学校、教育関連施設に徹底すること。
②同趣旨の講演会などについて、市として後援、協賛、協力を行わないこと。
③政府に対して、この事業の許可を取り消すようはたらきかけること。

以  上