12年12月定例議会

場外馬券設置反対を要請

12月6日一般質問をしました。一つは本町地区に場外馬券売場の設置計画に関して、一つは新日鉄と住金の合併による雇用対策です。

場外馬券売場設置計画に反対するため、市長にその対応を質しました。市長は5年前場外馬券・舟券などの設置のための要綱を見直し、設置を推進するた め基準を緩和しました。そのこともあって施設事業者はこの5年間で4つもの舟券・馬券場外売場設置計画が計画されました。今までは住民の反対運動があり、 市の設置基準は緩和されたものの、計画は頓挫してきました。

しかし今回は本町地区連合自治会及び施設設置当該自治会の「同意」がある、として市長は市の「政策調整会議」で早々と「設置に反対しない」と決定しました。

決定を知った住民からは「2年前には競艇売場の設置は市議会が反対したため、計画は頓挫したが、今回は市議会の判断がないこともあって市長は推進し ようとしている。ギャンブル施設は『百害あって一利なしだ』」「地域の小学校・幼稚園育友会、地域安全推進協議会等々の各種団体17団体も反対し、本町4 区の近隣自治会も反対している。なんで市長は建設に同意するのか」「公営競技といっても『ノミ屋』がはびこる。暴力団を市が養おうと言うのか」「専用駐車 場は計画にはなく、駐輪場も足りないという。これでは安心して街を歩けなくなる。」等々、様々な声を議会に反映させました。

今まで、場外馬券売場は全国で4ヵ所が売上げ減で閉鎖されました。しかし和歌山ではまだ設置されたわけではありません。粘り強く、施設設置反対運動 を住民の皆さんと一緒に力を合わせ、施設設置は許さない運動をさらに強めていく決意です。ブログの読者の皆さんのご支援をお願いします。

住金と新日鉄が10月1日合併し、新日鉄住金が誕生し、製鉄所で働く労働者から雇用不安の声が聞かれます。来年2月には「新中期経営計画」の立案が計画されています。和歌山製鉄所では新2号高炉内へは耐熱煉瓦は組まれず、火入れ計画も示されていません。

今年10月度・粗鋼生産量の年間換算量は約400万トンです。今後生産集約が進めば雇用への影響は避けられません。私は市長に雇用への影響が及ばないよう、新日鉄住金への要請をするよう求めました。