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6月27日一般質問

2004年10月に(株)産九から青岸へ医療系廃棄物を中心に一日45tの処理能力のある(その後24tに減少)焼却施設建設の計画が砂山地区連合自治会に提示があり、自治会として反対決議がされました。その後私は6回に亘りこの問題を一般質問でとり上げました。

その概要は現在青岸に市の一般廃棄物処理の為の二つのエネルギー・クリーンセンターし尿の処理施設である青岸工場、民間の硫酸工場、一日3tの処 理能力の産廃焼却炉2基といわゆる「迷惑施設」が集中している事が当局の答弁で明らかになっています。災害時の対応に大きな不安のある青岸への施設集中の 上に産廃焼却施設は認められないと反対運動が盛り上がり、11万人の反対署名が市長に届けられました。

私は医療系廃棄物は毎日病院で排出されるものであり、病院、医師会など関係者の意見をよく聞き対応をどうするのか、協議の場をつくり、市民的論議 で産廃処理計画を策定すべきである事を強調してきました。処理計画は2006年(H18)度中、県が策定するとしながら、本年、2007年5月に住民の反 対する中で市は(株)産九の申請を許可しました。
許可した理由、自治会への対応、医療処理計画の進捗状況、関係機関との話し合い、地元住民参加の協議会の発足、大気汚染、水質汚泥などの測定対策などについて質しました。
市長はじめ市民環境局長は「法に基づく要件に適合、県の都計審の議を経た後、許可処分とした」
住民要請には「誠実に処理すべく・・・再三折衝した結果対話集会の開催・・・
2006年(H17)11月、事業者と「環境保全協定で大気汚染、騒音、悪臭等の公害防止、受入物の保管、違反時の措置、情報開示の原則等について定め」ている。
医療系廃棄物の処理計画は未だ具体的発表もなく協議会も10月に立ち上げて青岸の施設に生かせない事が明らかになりました。市民環境局長は「県の廃棄物 計画に基づき医療系廃棄物を含めた廃棄物処理指針の策定を目指」すが青岸の施設だけの問題でなく市全体のものと答弁。これは私が全市民的論議をと2年以上 前から訴えてきたものです。今さらという感をもたざるをえません。
又、局長から「和歌山市大気測定局適正配置検討事業」を実施し2007(H19)年度より常時監視をおこなっている。「ダイオキシン類の一般環境の測定を実施」「青岸地域の工場等発生施設の測定もおこなって」いる。などの答弁がありました。

今後は地域住民と更に力を合わせて環境問題を中心に約束した事が守られるか、守られているのかをきびしく監視しながらあたらしい次元の住民運動を考えていく必要があります。