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2006年 12月議会報告

京都、大阪、奈良など関西一円で旧同和対策をめぐる不正事件があいついでいます。その不公正乱脈な事件に特定団体が関わった利権あさりは現在大きな社会的批判を受けています。 そして不公正、乱脈行政が職員の懲戒免職にもつながっています。
和歌山市でも2人が公金横領背任罪などで昨年までに懲戒免職になる事件がおこっています。日本共産党はその不公平さを指摘し、一般施策で対応し税金の使い方を是正すべきだと訴えてきました。
今回、私は職員の不祥事に関し、現在市職員で正当な理由のない長期欠席や市営住宅の家賃滞納、市税滞納などの問題がないかと質しました。
当局は「市税」においては、給与の差押さえや分割納付などのケースがあるとして、「市税以外の滞納については現在調査中で、正当な理由なしに滞納してい るといった悪質なケースがあれば、当然、職員のモラルの維持、市民からの信頼確保の観点から、法的措置も含めて厳正な対応が必要」と答弁しました。
また、このたび同和公営、改良住宅の修繕した工事代金が一年半にわたって支払われていなかった事も職員の懲戒免職に関わってあらたに発覚しました。担当者任せで不祥事を招いた当局の姿勢を追及しました。市長は不祥事の根を絶つ意志を示しました。

私は、県知事逮捕にいたった談合問題で市長の見解を質しました。和歌山市では水道局で年間29件の随意契約のすべてで落札率が94%以上であり平 均96%になる事が判明しました。私は改善を求めたところ、当局は、「随契による落札率が高いと十分認識していますので、現在競争入札を行うために市長部 局と合同による入札等について協議をおこなっています」答えました。

次に、私は海外出張の支度料廃止を提案しました。支度料として市長と議員は53900円、市職員は26950~39080円支払わせています。市長は「県が今年度から廃止した事などから・・・額の見直しを含め支度料のあり方を検討していきたい」と答弁しました。

最後に、資源ゴミ・カン・ビン・ペットボトル・紙・布の逆有償化(処理のため税金を持ち出していること)解消へむけて一年前に私は質問をしました が、その後の進歩状況と効果を質問しました。当局は2004(H16)年と2005(H17)年を比較して4413万4千円の減額があったと答弁しまし た。