月別アーカイブ: 2006年2月

2006年 2月議会報告

当初予算の審議する2月議会で私は県立和歌山商業高校、むつみ保育所、県立ろう学校の隣接地に国家公務員宿舎が建設されることにともなう問題を質問しました。

地元や文教施設関連のPTA、父母会などから3棟建設を2棟に縮少し、公園として整備を求めていた敷地を「市の利用要請がなければ一般競争入札での売却」を予定している近畿財務局のルールやぶり問題が起こっています。
今でも通園、通勤の車で混雑し、細い道路で事故が多発している地域に107戸の高層宿舎ができる事は防災面やあらたな道路、公園整備が求められています。

私は市民の要求実現のために市がどんな働きかけをしてきたか、また今度の市の対応を質しました。

市は近畿財務局に対し民間の開発行為と違って市当局の許可不要とされている中で国がルール破りをしている点について 「法の主旨に鑑み基準を尊守される様申し入れ」「地元との関係が損なわれる事のない様要望」するとしています。市長は「新たに100戸を越えて入居される ことになれば、さらに、混雑することになることから、開発者責任である近畿財務局において、南側への通り抜け道路の新設や・・・・・・・地域住民との交渉 経過を踏まえ、信頼関係を損なわない様、近畿財務局自らが適切に対応するよう引き続き強く要請してまいります」と答弁しました。

また、関連して県道大浦線の安全対策もとり上げ県への要請を求めました。

市は「歩行者にとって危険であると認識」「H15年7月に道路管理者である県土整備部に強く申し入れ」「歩道の拡幅には建物の移転等数多くの地権者の協力と多額の事業費が必要となるため、当面の事業化の予定」はないと現在に至っているとの答弁でした。

私は再度道路上の電線地中化などの緊急の安全対策を求めました。

市当局は、このことについて、県は現在三年坂通りの岡山丁から橋向丁までの事業に着手しており、「今後、大浦街道に つきましても、早期に電線地中化に向けて、道路管理者、和歌山市、電気通信事業者等で組織する「和歌山県電線類地中化地方部会」に強く働きかけて」いくと 答弁しました。市の答弁は、まず安全対策への一歩をふみだしたものですが、今後とも強く働きかけていきたいと思います。