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9月議会報告

今年の夏は、本当に暑く又10月に入っても夏のような暑さが続きました。世界的にも大きな自然災害が相次ぎ、確実に地球温暖化が進行していることを強く感じました。最大の環境破壊は戦争です。戦争への抵抗感が弱っていることに大きな危機を感じます。

さて、9月議会で私は議案に対する質疑をしましたので、地元の青岸地区への感染性医療廃棄物中間処理施設(医療機関から排出された廃棄物を焼却する)建設反対運動が砂山自治会を中心にすすめられている問題についてお知らせします。

昨年夏に建設問題がもち上がり、地元では青岸にこれ以上の反対であると一致団結して、今年6月3日には市長に80598人の反対署名を提出しました。

現在、青岸には3つの市の焼却処理施設、民間の廃棄中間処理施設や化学工場など集中しており、年に1回は災害発生や悪臭などで市営住宅や高層マンションを含む住民に悪影響を与えています。

また、海抜ゼロメートルの青岸には自然災害への備え、危機管理の集中などの不安を砂山連合自治会から議会への要請もされています。

私も2回の一般質問で市行政が医療機関と相談して処理計画を立て住民参加でこの問題を解決する様、提案してきました。市も現在他府県での処理を含め、「すぐにでも新たな施設を作らなければならないとは判断しておりません」と私たちに申し入れ回答しています。

住民による反対署名運動が続けられ、10月14日には私も含め地元の3人の市会議員も出席し、再度市長に2万人余りの署名を提出しました。

産廃施設は採算が取れるかどうかが施設管理者の最大の目標となるため、一旦許可がされれば、あとの立ち入り調査などされず、全国でも環境破壊による紛争がおこっています。市は関係機関と話し合い、明確な処理計画を持つ事こそ実行すべきであると思います。