<栄養職員の配置について>
- Q:
- 教育の一環として位置づけられている食育や学校給食において、欠かせない役割を果たしているのは栄養職員(栄養士)です。和歌山市では県費負担と市費負担に分かれており、県費負担の栄養職員は正規職であるのに対し、市費負担は非正規(会計年度任用職員)となっています。県費職員は基準通り配置いていると言いますが、全校ではなく兼務となっている学校が16校あり、市費の栄養職員は調理業務を委託をしている学校のみへの配置になっています。さらに、市費職員は会計業務、委託業者との折衝、アレルギー対応など必要な業務が時間内に終わらないことがあるにもかかわらず、残業手当がありません。国基準を満たせば良いとせず、全校へ配置するとともに市費職員への残業の実態について、現場の声を聞くべきだと思いますが、どう考えますか。
- A:
- 栄養職員の果たす役割の大きさについては認識していますが、市費で配置することは考えていません。県に加配を要望するとともに国に対し定数を改善するよう要望します。また、市費職員の残業の実態については現場の声を聞くことに努めます。
<山東地域のまちづくりについて>
- Q:
- 山東地域は宅地や市営住宅の建設などによって郊外型の開発が誘導されてきましたが、高齢化が進み市営住宅の居住者も半数以下となっています。今年7月末で地元唯一だったスーパーマーケットが閉店し、買い物に事欠く状況が続いています。隣接する安原地域では昨年、コミュニティバスの実証運行が実施されましたが、その結果を踏まえるならば山東地域も何らかの手立てを打つべきだと思います。貴志川線の元気70パスの拡大、商業施設の誘致、コミュニティバスの導入など、関係する部局が連携し、困っている住民への対策を考えるべきだと思いますがいかがですか。
- A:
- 山東地域が高齢化の下、人口減少が進み、地域公共交通の維持・確保、商業施設の撤退などが課題となっていることは認識しています。一方で四季の郷公園や伊太祁曽神社などの地域資源を活用し産業、福祉、都市計画を含む庁内の各部局が連携し魅力ある地域に取り組みます。