<IRカジノについて>
- Q:
- 県議会がIRカジノについての特別委員会を設置し、すでに2回開かれました。審議の内容は選定された事業者クレアベストに対する資本力などの信用性の根拠ですが、県も事業者も答えられませんでした。そのことにより予定されていた説明会、公聴会、パブリックコメントが延期とされています。市長はこのような状況や県、事業者の姿勢についてどう思われますか。また、スケジュールにそもそも無理があることから、今回の申請は取りやめるよう知事に進言するべきだと考えますがいかがですか。
- A:
- 区域整備計画案に記載する事業主体等の詳細な内容について、結果的に公表できなかったと聞いています。市民、議会のみなさまに説明ができるよう早期に示していただきたいと考えています。IRについての考えはこれまでと同様、市の発展のために必要であり、作業に遅れはあるものの、今後も県と連携しながら進めます。
<水道行政について>
- Q:
- 10月3日に六十谷の水管橋が崩落したことにより、紀ノ川右岸側に住む市民は10日間の断水を余儀なくされました。これまでの水道行政のあり方について、企業局が自ら作成した「水道ビジョン」は20年間、その後策定された「経営戦略」は10年間の方針を示し、具体策も示されていますが総括をされた形跡がありません。また、現段階で崩落の原因は吊材が破断したこととされていますが、塗り替えの判断や浄水場の分散化などを計画しながら実施できなかった原因はどこにあるのでしょうか。さらに水道局にかかわる職員がこの10年間で半減されていますが、この体制でビジョンを達成することができるのでしょうか。市民参加の上で早急に計画を見直し必要な体制を取るべきだと考えますがいかがですか。
- A:
- 2019年に公表した「経営戦略」は「水道ビジョン」で示した具体策の現状分析・把握を行い中期的視点で投資と財政の両面から検証したものです。塗装の塗り替えは準備をしていたものの、早急に対応する判断に至りませんでした。浄水場の分散化は2026年以降からの施工を計画していましたが再検討を行います。今後新たな計画を策定する際には職員体制を検討するとともに、市民からの意見の聞き取りについても効果的な方法を検討します。