<私道の舗装について>
- Q:
- 和歌山市には行き止まりの道路が多く、そのほとんどが私道です。原因は業者主導の宅地開発にあり、舗装したくてもすでに業者は倒産しており自費で行うには費用負担が大きすぎます。中核市の中には、私道を舗装するための助成制度を作っているところもあります。和歌山市も住民の生活の安全のために助成制度などの方策を講じるべきではないでしょうか。
- A:
- 私道は持ち主による維持管理が原則であり、公共性や緊急性の高いものに限り、安全確保のため応急的な修繕を起こっています。私道の舗装は市道認定を受けた上で市が管理することが望ましいと考えており、協力をお願いしています。したがって市が直接私道に対する予算を計上することは困難な状況です。
<IRカジノについて>
- Q:
- 県が前のめりになっているIRカジノの誘致計画は、有力視されていたサンシティが撤退したことによって、残った1者のクレアベストが優先権者として選定されたということです。クレアベストに対し県議会は、全員協議会を開き説明を求めました。そこで明らかになったのは年間1300万人の集客数についての渋滞対策などが抜け落ちていた、これから考えるという点でした。県や市に道路などインフラ整備としての公共投資を求められることはないのでしょうか。また、40年間の事業計画としている中、民設民営であっても事業者の運営如何では県や市にリスクが及ぶことはないのでしょうか。
- A:
- インフラ整備を含む新たな施設整備や既存施設の増強の必要性については事業者が検討中であり、整備が必要な場合はその内容を県に示し協議することになっています。本市に対し新たな公共投資を求められる可能性はあるかもしれませんが本市としてはIR誘致のための新たな公共投資は考えていません。また、運営上発生するリスクについては、民設民営であるため事業者が負うことになりますが、万一事業継続が困難になった場合、県や本市にリスクが及ぶことがないように県と事業者の間で締結する実施協定で定めるものと考えています。