2014年6月議会 一般質問

<学童保育について>

質問:
 小学生の放課後を保障する学童保育は、子どもの発達と生活という点でも、保護者が安心して働けるという点でも、なくてはならない事業です。
 にもかかわらず、4月当初で43人の待機児童が出るなど、受け皿が足りません。指導員の待遇も依然として、その仕事内容に見合うものとはなっていません。抜本的な改善のために先を見通した計画を策定し、早急に進める必要があると思いますがお考えをお聞かせください。
答:
 4月当初で待機児童が出るなど、希望する児童が入所できなかったことに心を痛めており、対処療法的な解消方法を一日も早く改善できるように努めます。また、指導員の待遇についても、学年が違う多くの子どもたちに対する対応など多大なご苦労をかけていることも認識しています。若竹学級によっては指導員の登録人数やシフトの違いがあり、休憩や休暇が取りにくい状況についても把握しています。今後は児童数の増減推計を十分考慮した上で、保護者のみなさまが安心して働けるよう待機児童解消に向けた計画作りを進めます。さらに指導員の待遇改善についても、若竹学級の充実という観点から、雇用条件の見直しなどより良い方策を検討します。

<学校給食について>

質問:
 学校給食は児童・生徒にとって、体を作るという点でも地産・地消や文化の伝承など、食を教科書、教材としてとらえる大切な分野です。
 和歌山市では小学校で提供されている全員給食と中学校の家庭弁当との併用のデリバリー方式となっています。中学校では全員に提供されるものでなく、必要な生徒がその都度注文するという形態であるため、喫食率から見ても、生徒の2割にも満たないものとなっています。本来の給食のあるべき姿を考えれば中学校給食も全員提供を目指すべきであると思いますが、お考えをお聞かせください。
答:
 中学生の成長に必要な栄養基準に基づいた給食を提供することにより、選択した生徒だけではなく、選択しない生徒やその保護者の方々に対しても規範となるような献立となり、家庭の食事においても参考となると考えています。
 また、食中毒予防の観点から、冬場は副食が冷たいなどの課題については適温給食の提供を検討している他都市の状況も参考に調査研究して参ります。