<中学校給食について>
- 質問:
- 中学校給食を早期に実施してほしいという願いが高まる中で、市教育委員会は今年1月、保護者、教職員、有識者で構成する「中学校給食協議会」を 立ち上げ、実施時期や方法などについての検討を議論してきました。協議会は10月24日「本来は自校方式がベストであるが、和歌山市の現状を考えると家庭 弁当と給食との選択式デリバリー方式での実施が望ましい」との意見具申をまとめたことを明らかにしました。市教育委員会はこれを受けて「来年10月をめど にデリバリー方式での実施を目指す」との方針を示しました。
デリバリー方式ランチボックス、現在小学校で実施されている給食とは異なり、注文した人しか食べることができません。すでに行っているところの平均は 30%の喫食率です。また、個別のお弁当箱で配送されるため適温での提供や汁物は困難ということです。給食というなら全員に提供するのが基本であり、食育 という点でもベストを目指すのが教育委員会の責任であると考えます。来年の実施までの間にさらに議論をし、自校方式や当初考えていた親子方式などを実施で きる可能性も探るべきではないでしょうか。併せて、就学援助の対象にする考えはあるのでしょうか。 - 答え:
- 給食を早急に全校へ実施することや弁当の良さを生かすためには、選択式デリバリーが最も適当であると判断したところです。実施に向けての方法や 詳細については、今後設立を予定している保護者を含めた運営組織で協議し、決定事項については関係者に早急に説明します。実施後はよりよい給食を作れるよ う運営組織の場で引き続き議論を重ね、生徒や保護者に対しアンケート調査を実施し給食の充実・改善に努めます。就学援助については検討して参ります。
<学童保育について>
- 質問:
- 放課後健全育成事業として行われている若竹学級の利用料を来年から徴収しようという議案がこの12月議会で提案されています。子育て世代におけ る経済的負担を考えると、収入が増えない中での教育費が家計に占める割合も年々重くなっている。これまで無料で利用できたことは、数少ない和歌山市の独自 策の中でも子育て支援として評価できます。さらに充実が求められている時間延長や環境整備、指導員の待遇改善などは、和歌山市の責任で行うべきで、市民負 担に頼るべきではないと考えます。せっかくのその制度を有料化するのでなく、無料を堅持するべきではないでしょうか。
- 答え:
- 学童保育については女性の就労の増加に伴う仕事と子育ての両立支援、児童の健全育成対策として重要な役割を担っています。今回の利用料のご負担 は指導員の待遇改善を始め環境整備のさらなる充実を目的に来年7月からの徴収を考えています。児童一人につき月額4000円で人件費、光熱費所々修繕など の運営費を元に算出いたしました。経済的困難などの理由がある場合には減額や免除することとしています。今後も若竹学級については他都市に負けない制度と して充実して参ります。