10年6月定例議会

<ごみ問題>

質問:
「有料化の前にまず減量を」との廃棄物対策審議会の答申を受けて、今年4月から集団回収奨励金制度が始まりました。ま た、和歌山市は来年、新しい「ごみ処理基本計画」を策定することになっています。新計画策定に当たっては、これまでごみ減量が進まず、和歌山市がワースト クラスだったことを総括すること、集団回収奨励金制度の申し込み状況と周知、組成分析をどのように生かすのか、事業系ごみの減量のための計画書の提出の進 捗状況、市民参加の方法など、私たち議員団が提案してきたことや市長の意気込みはいかがでしょうか。
答弁:
 現在のごみ減量状況は5年間の減量目標に対し総発生ごみ量は達成していますがリサイクル率は出来ていません。新計画に おいては、ワーストクラスから脱却するためにも他市に引けを取らない目標設定と独自策を検討します。今年はまず資源集団回収制度を作り進めてまいります。 今年5月から受付を始めましたが100団体の想定に対し18団体と少なく周知を徹底するとともに、市民の方のご意見をよく聞いてその声を反映させるように します。組成分析については家庭系、事業系を問わず水分量が多いことと再資源化できる紙類が多いことがわかっています。分別の細分化を検討し、ホームペー ジだけでなく司法など市民への広報を検討します。また、市民参加については今年立ち上げた「廃棄物減量推進審議会」へ公募市民に参加していただくと同時 に、事業系ごみの減量についても審議できるよう検討します。

<就学援助>

質問:
 市民の生活が大変になっている中、教育費の負担を出来るだけ減らし、教育の機会均等を図るのが市や教育委員会の責任で す。「就学援助制度」はそのための具体的な制度ですが、2005年に国が「就学援助」の国庫負担金を一般財源化しましたが、もともと地方自治体が責任を 持って制度設計するべきものです。和歌山市は財政難を理由に「就学援助」の給付単価を毎年10%ずつ切り下げてきた結果、県下でも低い支給額となっていま す。今こそ、「就学援助制度」を充実させるべきではないでしょうか。
答弁:
 和歌山市が他都市と比較して支給単価が特に低いことは不十分だと思っています。「就学援助」は大切な制度であり、昨年度から支給単価の見直しは行っていません。財政状況を見極めつつ効果的に手当てしていきます。