2009年 9月議会 一般質問

<学童保育>

質問:
 小学校内で余裕教室を使って行っている学童保育(若竹学級)は現在、待機児童が出て、抽選で入所が決められる ところが数ヶ所あります。中には1年生から抽選を余儀なくされているところもあり、そのこと自体、学童保育の本来の目的を達成できない重大な問題です。こ どもたちが放課後を安心してすごすためにも、保護者が安心して働き続けるためにも現状を早期に改善する必要があります。入りたくても入れない実態を調査で つかむとともに専用施設の建設も含め、待機児童をなくす手立てを講じるよう求めます。また、保護者の労働実態に合わせた開設時間の延長についてもいつまで に改善するのか目途を明らかにしてください。
答え:
 学童保育は市の重点施策と位置づけており、待機児童が出ていることは早期に改善するべきことだと考えています。余裕教 室の可能性や専用施設の建設など、総合的にもう一度精査するようにします。6時までの開設時間の延長については来年度中に前教室で実施できるよう最大限の 努力をします。実態調査は10月に予定しており今年中に結果を集計したいと考えています。この調査の中へ大規模学童保育の実態についても盛り込むようにし ます。

<行財政改革>

質問:
 財政の健全化と効率的な運営を最大の目的として行っている行財政改革は市民負担をふやす中身もある一方、客観 的な根拠を欠く住宅減免やエレベーター管理人報償金など目標数値が定められているにもかかわらず、聖域化されているものは、行政の公平・公正さから見て、 直ちに是正が必要だと思われます。職員の知恵や提案を生かす場作りとともに、市民負担を増やすのでなく、真に効率的で無駄を省く行政とは何かという点で行 政改革を進めるべきであると考えますが、見解をお聞かせ下さい。
答え:
 目標値や年度を決めたにもかかわらず、その通り進まず、事実上、先送りとなっているものがあることについては、残念に思っています。
「ごみの有料化」や「公園内幼児プールの廃止」など、行政改革の項目に掲げていても、現場の職員や市民、有識者の意見をよく聞いた上で方針を撤回したこともあります。評価すべき点については総括の中へ盛り込むようにします。
行財政改革については、「財政の健全化」と「市民サービスの向上」の両立を目指し、その適切なバランスを考慮しながら進めてまいります。