2007年2月当初議会  代表質問

<貧困と格差の広がりへの対策について>

[質問]

  1. 庶民大増税が行われているもとで貧困と格差が広がっているが、市長の現状認識はどうか。また、市の軽減策が必要だと思うがどうか。
  2. 障害者自立支援法が自己負担を導入したことに対して、市の独自の軽減策が必要だと思うが具体策は。

[答弁]

  1. 控除や減税の廃止・縮小に伴って税の負担が厳しくなっているが、税の公平性・応益性また、市の厳しい財政状況を考えると独自の軽減措置は困難。国保料や介護保険料の減免についても一般会計の繰り出しが必要だが、財政状況を見ると困難。
  2. 児童の舗装具については市民税所得割が20万円未満に限り自己負担の半額を助成する。通所授産施設の利用者負担については地域生活の安定化のため、非課税 世帯で月額工賃5000円未満であれば定率負担をなくす。5000円を超える場合は超える額の2分の1を定率負担になるよう助成。

<旧同和対策について>

[質問]

  1. 住宅において家賃に格差が現存することや地域限定の減免制度が未だに続いている不公平な状況は正すべきだという市民の声をどう受け止めるか。また、大阪、京都、奈良などで起こっている同和事業をめぐる事件をどう受け止めるか。

[答弁]

  1. 今後の住宅行政については、経済的・社会的な実態の変化に応じて公平・公正な施策の実施に向けて見直していかねばならないと認識している。た府県における同和事業への対応と市民の声をふまえ問題の是正に向け市が主体性をもって取り組む。

<子育て支援について>

[質問]

  1. 学童保育の全小学校区への実施のため計画を前倒しで進められたい。待機児童解消のための具体策を示されたい。
  2. 医療保険の対象とならない妊婦検診は、経済的負担が大きいことから何らかの支援が必要だと考えるがどうか。

[答弁]

  1. 学童保育の未設置校はあと9箇所で、2009年度を目標に計画的に進めており、早期開設に努力する。未設置校には「ふれあい教室」を開設し放課後の子ども 達の環境作りを進める。市単独の開設については財政状況が厳しいので困難だが、子ども達の安全安心のため検討する。待機児童解消の複数設置は条件が整い次 第整備する。
  2. 少子化が進む中、妊婦検診の重要性がますます高くなっていると認識している。従って妊婦検診はより効果的な施策を検討する中で一層の充実を図っていく。

<教育問題について>

[質問]

  1. 中学校給食の実施についての方向性は。

[答弁]

  1. 中学校給食の必要性については十分認識している。しかし、多額の経費負担が筆伊予であり少ない経費で大きな効果をあげるという課題を 抱えている。今後給食の方式や運営の方法など調査をし、現在、教育的視点と経費の両面から実施の方向性についての検討を進めている。早期に結論を出した い。