<空き家対策について>
- Q:
- 国が2015年に法律を作り、危険家屋となり近隣家屋に悪影響を及ぼしているところを「特定空家等」に認定すれば指導だけでなく、代執行までできるようになりました。しかし、草木の繁茂や衛生上の問題など放置されている空き家のほとんどは「特定空家等」に認定されていません。市は繰り返し文書指導を行うなどの努力をしているものの、市民にとって毎日の生活への影響は大きく多大な迷惑ともなっている。これからますます、空き家の増加が予想されることから、市として何らかの対策を講じる必要があると考えますがいかがですか。
- A:
- これからも繰り返し、指導するなど粘り強く働きかけるとともに、建築指導課や道路関係方面からも対処できるようにします。また、今後も空き家が増加することが予想され、未然に防ぐための手立てや流通などにも取り組む必要があると考えています。
<災害時の学校給食について>
- Q:
- 台風21号はかつてない暴風によって市内に多くの停電をもたらしました。これによって小・中学校の休校だけではなく、授業が再開されても給食が作れない学校もありました。弁当の持参をメール送信で行ったため、周知が行き届かず、現場で混乱したなどの声を保護者や栄養職員から聞き及んでいます。教育委員会としても、関係者の声を聞き、今回のことを次に生かすことが必要ではないでしょうか。また、中学校給食を推進するとの市長の所信にあるように、和歌山市のデリバリー方式を見直し、早急に全員へ提供できる中学校給食として実施することともに、停電に対応できるような給食設備を整えていくことは、これからの災害対策にも必要だと考えます。お考えをお聞かせください。
- A:
- 市内で発生した停電や断水などの影響で給食を中止し、家庭弁当での対応や授業時間の変更などの対策を取りました。自宅も電気、水道の復旧ができていないため弁当の持参が困難など各地域の状況を踏まえた対応ではなかったことで大変ご迷惑をおかけしてしまいました。今回のことについて保護者の方をはじめ学校給食の関係者の意見をお聞きしながら災害時における学校給食のあり方について検討を深めます。また、学校の給食施設を、災害時を想定して改善するためには飲料水の給水、燃料の確保など、どの程度の機能を持たせるかについて関係部局と協議する必要があると考えます。