《メガソーラーについて》(議場配布資料①②あり)
園部地域に、園部低圧発電所40区画の計画があります。すでに住民説明会が行われ住民から意見書が提出されました。その後、事業者からの見解書が届かないこと、住民に届く期間内の4月1日から、林地開発の許可面積が、1㌶から0.5㌶に改正されたこと、住民から「山並みの自然や景観を守り自然災害を防ぐため和泉山脈に巨大太陽光発電設備の設置を禁止する区域を設定してください」との署名2013名分が提出されたことなどから質問しました。
- 質)
- 住民説明会の内容についてどのように捉え、どう対応したのか。
- 答)
- 防災に関する説明等が不十分であったと考えておりその他の事情も総合的に判断した結果、住民説明会をやり直すよう事業者へ通知しました。
- 質)
- 事業者から見解書が届かない事に対する住民の受け止めを把握しているのか。
- 答)
- 一部の方が意見書の届かないことに憤りを感じていることは把握しています。
- 質)
- 和歌山市太陽光条例の対象を事業区域面積1㌶以上から0.5㌶に引き下げるべきだと考えるがどうか。
- 市長)
- 大規模な太陽光発電設備いわゆるメガソーラーについては、環境等への影響も大きいことから市太陽光条例を制定し、一定の規模のものについては許可が必要としています。一般的にメガソーラーは出力1メガワット以上、面積にして1.2㌶以上の敷地は必要になるため一応を対象としています。今般、林地開発の規定が1㌶から0.5㌶に引き下げられたことから、本市の太陽光条例についても検討が必要と考えています。
- 質)
- 「和泉山脈にメガソーラーの設置を禁止区域を設定する」署名をどう受け止めたのか。
また、禁止区域の設定についてはどうか。 - 市長)
- 和泉山脈の山並みは、本市の景観の骨格を形成する重要な要素であり、住民の声として非常に重く受け止めています。禁止区域の設定は慎重に対応する必要があります。
《交通政策について》
昨年度、6地域で、地域バスの実証運行が実施された。今年度は本格運行の年となる。「何時から実施されるのか」「同じルートなのか」等の声が寄せられている。市としてどう取り組もうとしているのか質問しました。
- 質)
- 地域バス実証運行の結果を総括はどうか。
- 答)
- 「有功地区」「木本・西脇地区」は本格運行に向け準備をしています。「川永地区」は地域の環境が変化したため、再度の実証運行が必要と判断した。「湊、四箇郷、安原地区」は利用者が少なかったため、地域バスの運行は適さないと考えています。
- 質)
- 「川永地区」は、商業施設が閉店し秋頃に新たな商業施設が入居予定と聞いている。その時期に合わせ、本格運行とすべきではないか。
- 答)
- 秋頃に新たな商業施設が入居見込みではあるが、以前の商業施設と店舗形態や内容が違うことから、改めて地域のニーズを把握するために実証運行が必要と考える。
- 質)
- 地域バスの利便性を高めるために紀三井寺団地地域バスでも行われている、降車の際にバス停以外でも希望すれば降車できる制度を導入できないか。
- 答)
- バス停以外でも希望すれば降車できる「フリー降車」は利便性向上策として有効と考えますが、一般交通に与える影響が大きいことから交通量が極めて少なく、見通しがよい区間に限るなど、十分に安全を確保する必要があります。住民から要望があれば地域の運営協議会をはじめ、関係機関とともに検討してまいります。