2014年6月議会報告

紀ノ川駅公衆トイレについて

紀ノ川駅の改善については、2002年12月に駅でアンケートを実施し、トイレの水洗化などの要望を纏め、翌年1月に南海電鉄と交渉しました。南海はトイレの改善は「公共下水管敷設計画の進捗に合わせて水洗化する」と回答。2006年9月議会にも質問しましたが実現に至りませんでした。昨年も、和歌山県が国体に向け観光地などのトイレを昨年度と今年度の二年間で補助する“おもてなしトイレ大作戦”について質問し、「JRや南海電鉄等の事業者に対し整備を要請している」と答弁があった所ですが、実現の見通しについて質しました。

質問
「紀ノ川駅のトイレの水洗化の可能性はどうか、南海電鉄への働きかけはどうか」
答弁
「利用促進の一環として駅トイレの美化、整備を強く要望してきました。紀ノ川駅は今年度、県のおもてなしトイレ大作戦の採択を受け浄化槽を設置し、水洗化等の改修工事を行うと聞いている」

今後も一層改善に取り組んで行きたいと思います。

産廃問題について

3月10日、事業者が「生活環境影響調査実施計画書」「生活環境影響調査実施計画書に伴う事業計画書」「関係機関・関係各課との協議結果報告書」が提出しました。市長はそれらについて「どのような指示を出されるのか、」「住民からの不安の声や要望はどうなっているのか。」「阪南市議会からも要望が出されているが、事業者に対しどう指導しているのか。」「市長として計画地まで行く考えや地元住民との対話の場を持つ考えはあるのか。」について質しました。

答弁
「生活環境影響調査実施計画書」等の受付を行った後、山口連合自治会、阪南市議会、東鳥取地区連合自治会、及び各種団体から、自然環境や生活環境への悪影響、設置計画地の地形、地質への不安、事業者に説明会を開くよう市に指導を求める、との要望書がだされています。
阪南市議会からは2014年4月17日、「計画」について周辺地域の環境への影響や住民が情報不足のため不安を募らせていることから、住民と綿密にコミュニケーションをとり信頼関係を築くことを求めるとの要望書が提出されました。要望内容については事業車に通知し相互の立場を尊重すると共に誠意をもって対応するよう求めています。今後事業計画が確定し、和歌山市産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防に関する条例に基づく、関係住民に対する説明会に於いて十分に説明し、住民不安に応えるよう求めていきます。
計画地周辺には、熊野古道がとおり、滝畑には中山王子社跡、湯屋谷には山口王子社跡があり江戸時代以降には此の道は紀州藩士が参勤交代のために通った道として紀州街道や上方街道と呼ばれるなど歴史的に重要な街道の一つにあげられます。市として事業者に「滝畑・山口地域の歴史的文化的特性に配慮すると共に自然環境の保全の観点から影響を最小限にとどめる計画となるよう求めてまいります。
予定が立てば、市長として現地に行くべきだと考えています。
しかるべき時期になれば住民の方々との対話は必要と考えています。

市として、事業者に対し、住民不安について、紛争予防条例に基づく説明会の中で行うことは当然です。しかし、計画が決まってしまう前の重要な局面に多くの要望が出されており、説明会を求めています。市として此の声に応えるべきです。