2012 12月議会

産廃建設問題について

質問
6月30日、業者主催で開いた阪南市での説明会の内容を業者が「備忘録」として市に提出している。その内容は参加者の質問に答えて居ない箇所や、 回答欄が正確でない箇所がある。正確な説明が出来ていない現状をどう思うのか。説明会で補足説明の回答をすると約束したがどうなっているのか。
展開検査を見学したが、住民の安全性が図られるとは思えない。
答弁
「9月議会以降の事前協議の事案についての進捗はない」と報告を受けている。備忘録の内容は把握しているが、紛争予防条例に基づく説明会ではない ため、評価はおこなっていない。現在の状況は、関係各課での事前協議の進捗がみられず、また事業計画の策定作業中であるため正確な説明が出来ていないもの と思う。補足説明は「説明会の質疑・回答書」として山中渓自治会に提出したと10月24日に報告をうけている。展開検査は関係住民の生活環境を保全するた め、事前協議の中で抜き取り調査やサンプリング等について協議していく。

障害者福祉施策について

何人かの精神障害当事者の家族の方から深刻な相談を受けた。面倒を見ていた親が急に入院となり「どうしたらいいのか」、入院していたが良くなったの で治療も薬も止めていたが再発した。しかし、「病気ではない」と頑として病院へは行かない。「一度保健所に相談したが、あきらめた」など。家族の苦悩は続 いている。身近に相談できること、緊急時の相談体制の充実が必要だが現状と対策はどうなっているのか。

質問
精神障害当事者や家族の相談支援の体制や相談件数はどうか。
答弁
現状は身体、知的、精神の三障害に対する相談は市内6カ所 の相談支援事業所が対応している。加えて精神障害は保健所が対応し、緊急時は一年 365日、一日24時間対応している。三障害については6事業所で、23年度6,558件。精神疾患についての相談は保健所で実施しており、4658件で 年々増加している。
質問
保健所での相談を中断する方、一度しか相談に来なかった方への対応はどうか。
答弁
支援が必要な方には保健所から積極的に働きかけ関係性の維持に努めている。
質問
市として緊急時対応の積極的な取り組みが必要だがどう考えるのか。
答弁
精神症状の悪化等により混乱に陥った場合、緊急時も精神科医療を受けられる体制整備は必要。精神科領域の救急に関する要望も多いことから、24時間対応の相談窓口の整備が必要。県に精神科救急情報センターの早期設置を要望している。強く働きかけていく。