2012・6月和歌山市議会

「産廃最終処分場問題」

はじめに

最終処分場設置計画が明らかとなって一年。建設反対の声は広がっている。市長らに住民の立場から不安解消に対応すること、その最大の解決策である計画撤回を求めた。

1,市長は、住民の声をどう受け止めているか? 阪南市民にたいしては?

(市長)
「多数の設置反対の声が寄せられ、生活と自然環境への不安と設置予定業者に不信感を抱いているものと受け止めている。」
「現時点で設置予定業者は、阪南市民の方々に対して説明会を行っていない。それにより、不安を持たれる原因である。事業者に指導するとともに、阪南市の担当部局との間でお互いに正確な情報を共有し、市民の方々の不安に対応したい。」

2,全国のトラブルの視察と調査をして、住民不安にこたえよ!

(市長)
「担当課において他府県における諸事業調査の報告を受け、私(市長)自身、生活および自然環境への影響について危惧する。調査内容を精査し、視察先を検討する。」

3,11ヘクタールの森林伐採による洪水被害をどのように予測しているか?

(局長)
「1ha以上の開発行為は、県知事の許可が必要。和歌山市として、水害防止、災害防止、水源確保、環境保全の観点から県に意見を述べる。」

4,滝畑は平成7年7月に大洪水で(田畑が水没)、気象庁の観測データーは?

(局長)
「和歌山地方気象台は滝畑から直線距離で12キロメートル離れており、観測地点とでは、風向きや地形等が異なるので、ほとんどの場合降雨量についても異なった数値になる。(平成7年7月4日164mm水没、平成21年244mm水没無し)」

5,滝畑浄水場の集水域外への(産廃処理水の流出)設置を求める根拠は?

(局長)
「飲料水を供給する滝畑浄水場の集水域にはいっていること、また原水水質に会陰強があること(南畑市議の解説、業者は「水は安全」としているが水道局は流出の変更を求める意見書を昨年4月に業者に提出)」

6,調整池設置、市の管理する里道と林道に自治会の同意が必要?

(局長)
「通常、当該手続きをする場合、地元受益者や土地所有者との間で紛争が生じない証として同意を得られるよう指導している。」

「通学路の安全について」

はじめに

京都府亀岡市等で児童の通学路に車が突っ込み大惨事となる事故が起きたことを受け、文部科学省としても「通学路の安全の確保」の方針を出した。それを受け、市として積極的な取り組みを求めた。

1,和歌山市の取り組み状況と方針はどうか?また、要望の出ている区域の対策はどうなっているのか?

1.(教育局長)
国からの「通学路における緊急合同点検実施要領」により危険箇所の報告を求められている。国の要領に従い早急な改善に取り組む。又、警察、県、市の通学 路に関する関係者で「和歌山市通学路緊急交通安全対策会議」を開催し、通学路の安全確保に向け、協議中でありこの「会議」の定期的な開催は必要と考えてい る。

2.(教育局長)
19学校園から要望が出ている。その区域について警察等関係機関と協議しながら、可能で効果的な対策を講じていく。

3.(建設局長)
平成20年に市道紀伊149号線(粉河加太線から川永団地に向かう市道)及び同線から川永団地までの市道で、歩道幅員の要望が地元からあり、1~1.5 メートルの歩道を確保できるようH21年度から26年度完了予定で進めている。完了後は白線及びポストコーン等の設置をする。

4.(教育局長)
夜間の通学路の安全確保のため、道路照明についても積極的に担当部局に依頼していく。