2020年9月議会報告

一般質問 IRカジノの誘致は見直しを

 コロナ感染拡大が世界のカジノ事業に与えた影響は決定的です。
 日本へカジノ参入をいち早く表明していた世界最大のカジノ運営企業、ラスベガス・サンズが日本からの撤退を表明しました。
 IRはカジノで高い収益をあげ、その収益によって巨大なマイス施設(国際会議場や展示場)を運営していくという仕組みですが、そのビジネススタイルがもはや通用しなくなっているのではないでしょうか。

質問
 マイス施設への誘客について市はどこまで責任を負うのか。
 マイス施設は民設民営となっているため、誘客について市は責任を負うことはない。
質問
 各地で誘致見なおしや凍結が起こっている中、現時点で市長はIR誘致についてどのように考えているのか。
 観光客の大幅増加、経済波及効果や雇用の創出など大きな可能性があり、今後の発展のために必要と考えている。

一般質問 身体障害者向け住宅について

 市営の身体障害者向け住宅に応募しようとした人が、浴室の構造にびっくりして、応募をやめてしまった。
 建築から40年以上経過しており、設計が古いのです。
 また、左足を切断した入居者からトイレと風呂場が使いづらいので改善してほしいという要望が寄せられていました。

質問
 この要望に対して、どう対処したか。
 洋式便器に改修することや間仕切りの設置は許可できると回答した。

 片足切断している方なので、おそらく利用が大変困難な状態だったのではないでしょうか。
 このような方に洋式便器に自費でかえろと言ったようなものですから、まったく、その対応に怒りを覚えます。
 2016年に施行された障害者差別解消法では、「当該障害者の性別、年齢および障害の状態に応じて、社会的障壁の除去の実施について必要かつ合理的な配慮をするように努めなければならない。」とされています。
 障害者の個々の状態に応じて必要な改修をするように要望しました。