学校施設の老朽化対策
小中学校などの建物は築年数が古いものが多く、改築や修繕が求められる。いくつかの学校を訪ねたところ、雨漏りで教室の壁が崩れ、画用紙でふさいでいる所や、プールサイドの床面がひび割れて、そのままでは怪我をしそうな状態なのに修繕もされていないという状態であった。
たった4校訪問しただけで、このような状態なので、学校施設はどこも同じような状況だと思われる。
根本的には予防改修などの大規模な改修が必要だが、和歌山市の教育予算は予算総額の6%台で、他の中核市と比べてもいかにも低すぎる。教育予算は予算総額の10%を確保していくべきだ。
- 質問:
- プールサイドのひび割れなどは危険で、すぐに修繕の対象となるべきだと思うがなぜ修繕されていないのか。 予防改修のペースを速めていくべきだと思うがどうか。
- 教育局長答弁:
- プールなどの破損個所については、破損箇所が軽微で安全確保の対応が可能と判断されるものについては、経過観察を行っている。 予防改修のペースアップについては、今後、検討していく。
鉄道駅のトイレ、ホーム屋根撤去に市として対策を
この問題で現地調査を行い、地域の皆さんから聞き取りをした。それをまとめJR西日本に申し入れをした。
2月21日に衆議院予算委員会で、日本共産党穀田惠二議員がこの問題で質問した。駅前の家にトイレを借りに来られこまっていることや、屋根の撤去でずぶ濡れになった高校生がつらい思いをしている生の声を紹介し、「これは人権にかかわる問題だ。改善の何らかの手を打つべきだ。」と国土交通大臣に詰め寄った。
この問題は国会レベルでも取り上げられるひどい話だ。しかしこれは和歌山市で起こっている問題だ。
- 質問:
- 市長としてこのトイレ撤去、ホーム屋根の撤去の問題にどう向き合うのか。
- 尾花市長答弁:
- 今後、JR西日本に要望していく。