2011年9月議会一般質問

防災問題について
聞こえない防災無線放送の改善

(問)
救援ボランティアで訪れた陸前高田市で、地震が起こってすぐに停電し、情報は防災無線だけが頼りだったと聞い た。紀三井寺の雇用促進住宅では、同じ棟でも4階はよく聞こえるが1階はまったく聞こえないとのことだった。聞こえる範囲内でも聞こえないところがあるこ とから、津波対象地域全域の自治会などに協力をお願いして聞こえる、聞こえない、音は聞こえるが何を言っているかわからないと、そういうことを調べて防災 無線の増設で対応するのか、また海南市で実施しているような戸別受信機の貸し出しをするなどの処方箋をつくることが必要ではないか。
(答)
まず、防災無線の放送方法・内容を再検討し工夫したい。聞こえる聞こえないの詳細な調査は、この後に検討するつもりだ。災害等緊急時の情報伝達体制の整備は、重要な課題。戸別受信機も含め様々な伝達手段を検討したい。

消防職員の増員について

(問)
国の整備指針による消防職員の基準人員553人に対し和歌山市は410人、74.1%だが、東海・東南海・南海 地震や直下型地震が予想されている中、初期の救援活動は消防職員に担ってもらうことになり増員が必要だと思う。東日本大震災以降の消防職員の増員について 市長の考えはどのようなものか。
(答)
大震災や福島原発の事故など、全国の消防隊員から成る緊急消防援助隊は、なくてはならない存在であると改めて強く認識し た。県内の消防本部間で協議が図られているが、まずは個々の消防本部における消防力の充実が不可欠だと認識しているので今後も消防職員については、適正な 確保に努めていきたいと考えている。

景観の整備について

(問)
秋葉山頂上の展望台は木が茂って360度展望できない。またアスレチックも壊れて「修理中」の看板をかけたまま放置されているが、整備する気はあるのか。
(答)
展望台は風致公園ということも考慮し、出来る範囲内での剪定をおこなっていく。老朽化が激しく修理が困難なアスレチック施設等の危険なものは、できるだけ早い機会に撤去する。施設の改善については検討中だ。
(問)
和歌川に自転車やバイクが50台を超えて捨てられて見苦しいので、撤去が必要だと思うがどうか。
(答)
和歌川の河口部については、現場を管理する海草振興局建設部が09(H21)~10(H22)年度にも相当数処分したが、現在また増えている状況は確認済みとのことだ。市管理河川については、通水の支障となるものや地元からの連絡があった場合は逐次対応している。