2006年12議会・一般質問

行財政問題について

1.財政状況はどのようなものか。「赤字再建団体に転落する非常事態」は脱したといえるのか。
(答弁)本市の財政状況は、04年度一般会計の赤字を05年度に解消したものの、財政の硬直化を示す経常収支比率が96.3%と高く、市税などの 大幅増加も見込めず高齢化による扶助費や医療費などの増や市債の借入れ利率の上昇に伴う償還金の増とともに特別会計の赤字も厳しく、一般財源が十分確保出 来なければ、すぐに財政危機に陥る状況であり更なる財政健全化に向けた取り組みを行なう必要があります。
2.北インターチェンジの設置の目的はなにか。新たな事業実施を行なう財政的な余裕はないと思うがどうか。
(答弁)北インターチェンジは阪和自動車道へのアクセスポイントであり、将来的には京奈和自動車道との連絡も可能となる。このことにより北部地域 の利便性の向上、災害時のライフライン確保、和歌山インターチェンジ周辺の渋滞緩和等が期待されるとともに、周辺地域の位置的価値の向上が期待され、直川 用地の利活用を強力に支援することも含め広い範囲での活性化に寄与するものと考えている。財政的な問題については、計画が具体化してきた段階で行財政改革 実施計画の見直しを行い事業に必要な財源を確保したい。

☆私は、直川用地の活用について、地元から強い要望のある保健センターやコミセンの複合施設など具体的な使用目的のために活用を図ることは問題がな いが、インターチェンジ設置で直川用地の付加価値が飛躍的にあがり企業誘致が進むかのような市長の答弁に対し、当該用地がそもそも特定企業の誘致のために 取得されたものであることから、市長がまずすべきことは誘致企業の発掘と誘致に応じる条件がどこにあるのかを探ることであって、北インター設置を優先する ことは検討しなおすべきだと指摘した。

公共施設の利用について
和歌の浦アートキューブの施設利用の拡大について、市民会館の駐車場と小ホールへの搬入口の改善、市民テニスコートの年末年始の利用について質問した。