米軍艦船の和歌山港への入港と非核平和都市宣言
- 1.5月11日にアメリカ第7艦隊の誘導ミサイル巡洋艦カウペンズが入港したが、市民には入港の前日まで知らされなかったのはなぜか。
- (回答)カウベンズの和歌山港入港については、駐大阪・神戸米国総領事館が5月10日を報道解禁日に設定して記者発表したた め、市民への周知は入港前日となった。本市が入港の情報を得たのは、5月8日に駐大阪・神戸米国総領事館から国際交流課へ、5月11日から14日まで和歌 山下津港西浜第3岸壁へ寄港するため、歓迎式及び船上昼食会への参加を依頼する旨の文書が届いたことからだ。
- 2.日本共産党市会議員団は、5月10日に①米軍艦船の和歌山港入港を拒否されること、②入港を許可せざるを得ない場合は米軍艦船の「非核証明書」の提出を求めることの2項目について、知事に要請することを申し入れたが、どのようにしたか。
- (回答)港 湾の管理は県の権限だ。本市は今回の米軍艦船の入港に先立ち、関係課から県に対し「核装備搭載の有無の確認」の実施について照会したところ、既に県は「日 米安全保障条約に基づき非核三原則を堅持する我が国の立場は確保されている」との回答を国から得ているとのことであり、非核平和宣言都市である地元自治体 の立場は尊重されているものと考え、あらためて県に対し再度確認を要請する必要はないと判断した。
サンピア和歌山の機能存続について
- 1.サンピア和歌山設置の経緯と役割について市長の考えは。サンピア和歌山の機能存続について市としてできることは何か。
- (回答)サ ンピア和歌山をはじめとする全国の年金福祉施設は国の方針で2005年10月に独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構が設立され、5年を目途に廃 止・売却されることになっている。サンピア和歌山は、和歌山大学が栄谷へ移転した後、跡地利用について地元の様々な要望をかなえる形で1993年に開設さ れたもので、宿泊施設やスポーツ施設を備え、市民の憩いの場として周辺地域の環境の向上に資するものであり、地元からの雇用、食材等の地元業者からの調達 など地域への貢献度合いが大きい施設だ。周辺の連合自治会の方々から存続の訴えが寄せられており、市としてはサンピア和歌山を現状のままできるだけ長く存 続すること、もし売却される場合でも施設を譲り受けた民間事業者ができるだけ変更することなく営業を続けられるよう、国等の関係機関へ要望活動を行ってい るが、今後とも働きかけを続けていきたいと思う。