防災について
- (問)
- 琴の浦水門について、目的や完成時期など計画の中身はどのようなものか。
- (答)
- 琴の浦水門は、東海・東南海・南海の3連動地震に伴う津波浸水被害の解消のため国の直轄事業により整備が進められている。琴の浦水門は2018(H30)年度末の完成予定で、現在、整備済みの護岸に接続する取付護岸を整備しており、直轄事業全体としては2023年度の完成を目標にしていると聞いている。
- (問)
- 琴の浦水門について、完成後はどのように運転管理するのか。
- (答)
- 完成後、海岸管理者である和歌山県に事務引継ぎされる予定で、運用については県と和歌山市及び海南市が管理委託契約を締結し、本市と海南市が協同で管理する予定となっている。津波襲来時はJアラートにより自動閉鎖し、本市及び海南市において閉鎖状況を確認できるようになっている。
- (問)
- 琴の浦水門を高潮対策として活用できないのか。
- (答)
- 琴の浦水門は津波対策として整備される施設であり、高潮に対する効果は考慮されていない。台風等の影響により発生する高潮への対応については、効果を確認する必要があるため今後、県と協議していく。
- (問)
- 亀の川の浚渫について、上流部は定期的に行っていると聞くが下流部はどのようにしているのか。
- (答)
- 亀の川は2010(H22)年に策定した亀の川水系河川整備計画に基づき河口から約700m区間の堤防整備や河床掘削等が完成している。2018(H30)年度は大坪川合流部から羽鳥橋まで約90mと羽鳥橋から下流部約160mの2か所について県で浚渫する予定だ。
- (問)
- 避難所の設備について、基本的な考えはどのようなものか。
- (答)
- 避難所は災害の危険性があり避難した住民等が災害の危険性がなくなるまで一定期間滞在し、または災害により自宅に戻れなくなった住民等が一時的に滞在する施設だ。そのため避難所には情報収集のためのラジオ、非常用電源としての発電機、生活必需品としての毛布やアルミ寝袋などを備蓄して、避難者の生命、身体の保護を念頭に置き避難所運営に取り組んでいる。
- (問)
- アレルギー食の備蓄について、計画と現状はどのようなものか。
- (答)
- 本市のアレルギー対応の備蓄目標を5%とし、3連動地震に備えた本市の備蓄目標である264900食に対し13245食を目標に備蓄を進めている。2018(H30)年11月時点でアレルギー対応の備蓄食糧は12700食となっている。
- (問)
- 避難所に備蓄している毛布やアルミ寝袋の支給はどのようするのか。すぐに使用できるのか。
- (答)
- 風水害における短期避難については、突発的な緊急事態を除き原則として衣食は持参のうえ避難することになる。しかし健康被害が懸念されるような緊急避難者に関しては避難所の備蓄倉庫から備蓄物資の提供を行う。
- (問)
- アレルギー食は避難所に備蓄しているのか。支給の手順はどのようなものか。
- (答)
- アレルギー食については、一部の避難所について備蓄できていないところもあるため分散備蓄を順次進めているところだ。備蓄品の支給を実施する場合、配給所が設置される。食料の支給については、食物アレルギーをお持ちの方は本人に申し出ていただくことが必要となり、その申し出により準備し、配布することとなる。
市役所北駐車場の拡幅について
- (問)
- 北駐車場拡幅の計画とその経緯はどのようなものか。
- (答)
- (仮称)市営北駐車場については、市役所来庁者用北駐車場と隣接する(旧)和歌山行政評価事務所の跡地を含めた場所に5階建てで200台を超える規模の駐車場として新設する計画だ。これは、和歌山城への来訪者の増加、(仮称)和歌山城前広場、市道中橋線、市民会館(仮称)市民文化交流センター、京橋親水公園等の整備により周辺の駐車場需要の高まりが想定されることから今回の計画に至った。2017(H29)年12月議会において解体及び新築の設計費、2018(H30)年当初予算に(旧)和歌山行政評価事務所の跡地の鑑定費、6月議会にその土地購入費、9月議会に解体工事費を計上してきた。今後、解体を終えたのち文化財発掘調査を経て2021年4月のオープンを目指して建設工事に入る予定だ。
- (問)
- 新市民会館の駐車場としての扱いはどのように考えているのか。
- (答)
- 市営中央駐車場などを活用することを基本に考えており新しく整備される(仮称)市営北駐車場もその1つと考えている。新市民会館利用者に対する駐車料金については、市役所来庁者との均衡を勘案し、関係部局と協議し、検討していく。
- (問)
- 勤労者総合センターなど駐車場がほとんど併設されていない市の施設利用者に対する扱いはどのように考えているのか。
- (答)
- 市役所北駐車場の閉鎖に伴い2018(H30)年11月1日から市営中央駐車場の利用料金を1時間30分まで無料としている。勤労者総合センターなどの施設では、市が主催する会議等ほ開催する場合、1時間30分を超えたときは、駐車場回数券を配布し対応している。
- (問)
- 中央駐車場が90分無料化さたが、それは北駐車場完成後も続けられるのか。また北駐車場も同様の扱いとするのか。これまでの経緯や市全体の駐車場のあり方を考えるならば、北駐車場が拡幅されることから、新市民会館はもとより、勤労者総合センターやあいあいセンターの駐車場としての利用、一部無 化を検討すべきだと思うが市長の考えはどうか。
- (答)
- 北駐車場完成後の料金体系については、中央駐車場と合わせて2021年4月のオープンまでに検討していく。議員指摘の新市民会館、勤労者総合センターやあいあいセンターの利用形態についても、そのなかで検討していきたいと考えている。